『ブレードランナー』続編の脚本が完成?リドリー・スコットはヤル気マンマン!

デイリーニュースオンライン

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 誰もが知っている1982年のSF映画の名作『ブレードランナー』の続編が、本当に実現しそうです。オリジナル作の監督リドリー・スコット自身が、最近のインタビューで言っているんですから、間違いありません。彼は「脚本はもう書かれてる。これが、ものすごくいいんだ(It's damm good)」と断言しているのです。

 リドリー・スコットといえば、今や名監督。2003年には、エリザベス女王からナイトの爵位も授与されています。現在も第一線で活躍中。『ダークナイト トリロジー』のバットマンことクリスチャン・ベール主演の、旧約聖書を描いた歴史スペクタクル大作『エクソダス:神と王』が12月に全米で公開される予定です(日本は来年1月公開予定)。

 続いて『ボーン・アイデンティティー』シリーズのマット・デイモンが主演、火星でのサバイバルを描くSF映画『ザ・マーシャン(The Martian)』が2015年11月全米公開と、大作が続く売れっ子ぶり。

 ハリウッドではよく、売れなくなった監督が自分の過去のヒット作の続編を撮ったりしますが、スコット監督にはその必要はまるでありません。その彼が「撮る」というんですから、撮りたくなる何かが、この脚本にあるのではないでしょうか。

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インタビューに答えるリドリー・スコット監督。『Entertainment Weekly』記事より

 気になるストーリーは、オリジナルだということ以外、まだなにも明かされていません。ただ、監督によれば、前作に主演したハリソン・フォードも出演するとのこと。監督は「もちろん、ハリソンは続編に登場するよ。彼はここ数年いろいろあったけど、生き残ってるしね。事故も起きたけど」と発言しています。

 事故というのは、フォードが今年6月に『スター・ウォーズ エピソード7』の撮影現場でケガをしたことを指していると思われます。そんな話題が出るところを見ると、フォードと最近も連絡を取り合っているということでしょうか。もう出演交渉を始めてたりして……?

大コケ映画の”前科”がある脚本家が担当!?

 そんな期待の続編なんですが、ちょっとだけ気になるのが脚本です。公表されている脚本家は2人。ひとりはハンプトン・ファンチャーですが、彼は1999年の『クアドロフォニア 多重人格殺人』以来、脚本を書いていないのが気になるところ。そしてもうひとりは、マイケル・グリーン。この人は、2001年の大コケしたスーパーヒーロー映画『グリーン・ランタン』の脚本を書いた4人の脚本家のうちのひとりです。ううん、これはちょっと……どうなんでしょう。

 そういえば、リドリー・スコット監督は、もうひとつの彼の名作SF『エイリアン』の前を描く『プロメテウス』も2012年に撮っています。この映画は『エイリアン』ファンには賛否両論だったようですが、スコット監督は『プロメテウス2』も企画中。彼は本当にSF映画を撮るのが好きなのかもしれません。今後の『ブレードランナー』続編情報も要チェックです。

(記者・平沢薫)

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