北朝鮮工作員「偽装家族4人」が韓国入国後の悲しい末路

デイリーニュースオンライン

(c)2013 KIM ki-duk Film. All Rights Reserved.

 北朝鮮の工作員をテーマにした映画、『レッド・ファミリー』の公開が迫っている。韓国に暮らすある一家を暗殺するため、北朝鮮から韓国に潜入して偽物の家族に成りすます4人の工作員。韓国でののどかな生活を送るターゲット家族と、任務を遂行しようとするスパイたちの間で繰り広げられる、笑いと感動のストーリーだ。

 そこで今回は、北朝鮮のスパイとして送り込まれ、偽装家族として生活をする4人の出演者を紹介していくとしよう。

暴力シーンの撮影後は常に涙!?

 まずは北朝鮮工作員の班長という立場で、韓国に潜入した際にはのどかな生活にあわせて優しい妻を演じた、キム・ユミ。高校、大学と演劇を学び、2000年に韓国の放送局であるSBSの『警察特攻隊』で女優デビュー。2002年、韓国で大ヒットした映画『ボイス』で、その名を知られるようになった。近年では、国内で最高視聴率を記録し、日本でも放映されたTVドラマ『ハートレスシティ〜無情都市〜』で人気を博している。

 本作『レッド・ファミリー』では、立場上、部下を殴るシーンがあるのだが、撮影後には涙を流してしまうほど優しい心を持った女優でもあるのだ。

 偽装家族の夫を演じたチョンウは、ソウル芸術大学映画科を卒業し、2002年、映画『ライターをつけろ』で脇役としてデビュー。俳優経験を重ねるものの、デビューから約10年間は脇役を演じ続ける俳優人生を送っている。

 そんなチョンウにスポットライトが当たったのが、2013年に韓国で放送されたTVドラマ『応答せよ1994』。主人公として抜擢されて大ブレイクし、現在では韓国を代表する人気俳優のひとりになっている。

 祖父を演じるのは、ソン・ビョンホ。演劇と映画、両方の世界で活躍してきた、韓国を代表する名バイプレイヤー(名脇役)のひとり。観る者の心理を揺さぶる、ベテランならではの熟練された演技は必見だ。

 そして最後は、娘役を演じるパク・ソヨン。子役として活動していたところ、本作の監督であるイ・ジュヒョンの目にとまり出演が決定。高校生の娘役と若いスパイという難しい役どころを見事に演じきり、一躍期待の若手女優の仲間入りを果たしている。

 個性豊かなこの4人のスパイによって描かれる『レッド・ファミリー』は、10月4日より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開予定だ。

(取材・文/角政光<bashment>)

「北朝鮮工作員「偽装家族4人」が韓国入国後の悲しい末路」のページです。デイリーニュースオンラインは、北朝鮮映画エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る