iPhone 6騒動で注目集める中国の携帯ビジネス事情 (2/4ページ)
そしてこの話を持ち込んで来たのは、名前を出したら誰もが「おお!」と言うであろう有名ゲーム会社のそれなりの位置にいた人間(以下A氏)である。 今一瞬 "大鳥居" なんて単語が頭に浮かんだがきっと気のせいだ。
A氏は中国の携帯バブルに合わせ、日本からエロコンテンツを持ち込もうと画策し、会社に黙って中国人コーディネーターと法人を立ち上げていた。ちなみにこの中国人とは、オンラインゲームの商談で知り合った仲だったようだ。
さてさて、ここで少々疑問が生じる。この頃、すでに中国では国産オンラインゲームの第一号(MMORPG) が稼働していた。という事は、携帯ではなくパソコンがそれなりに出回っていたという事になる。
そんな時になんで携帯用コンテンツなのかと聞いてみたところ、「中国は国策として携帯電話の普及に力を入れてます。あの広大な土地に電信柱を立てたり、地下にインフラ設備を張り巡らせるのは不可能なので、アンテナ1本でそれなりの範囲をカバー出来るモバイルを普及させるのはとても効率的なんです。また、携帯での通信速度が最大9.6kbpsから最大15kbpsに改善されるので、そのタイミングでエロコンテンツを集めた有料サイトを開設したいんです」 とのこと。
A氏によれば「だから爆発的に携帯利用者が増える → となればエロに需要が!」という発想らしく、時間との戦いでもあったので、普通では考えられないような金額で写真素材を買い取ってくれる事になった。
だがしかし、窓口になった私は中国のエロ規制の厳しさを知っていたので、老婆心ながら「いきなり買い取るのではなく、中国側のコーディネーターと露出度合いの基準を決めてからの方がいい」とアドバイスしてしまった。それにA氏も納得し、とりあえずまずはサンプルとして様々なバリエーションの画像を持ち帰り、どの路線がOKか確認して貰う事に。
数日後、また会社にA氏がやって来たのだが、彼が口にした台詞に私は目眩を覚えた。「お預かりした画像の中で、向こうのコーディネーターからOKが出たのは最もソフトな物だけです。