iPhone 6騒動で注目集める中国の携帯ビジネス事情 (3/4ページ)

東京ブレイキングニュース

なのであの範囲内の画像をとにかく一杯ください」

「最もソフトな物」とは、乳首アリナシといったレベルの話ではなく、着衣の画像ないしは谷間すら見えていないバストアップの画像などである。下着写真さえも物によってはNGと言われたらしい。(ガーター着用でポーズを取っているような内容)

 となると、今度は困るのはAVメーカー側だ。AVメーカーにある写真素材は、殆どが「何かしら出ている」ため、中国基準だと9割方NGになってしまうのである。何千枚単位の写真素材にいちいちモザイク処理を施す訳にもいかず、それ以前に「何も出ていない写真」を探すのに四苦八苦する有り様で、単価で考えたらおいしい話ではあったのだが、通常の業務に加えてそれをやっていたら私がぶっ倒れるという事で、残念ながらその話はなかった事になってしまった。

 妙なアドバイスをせず、中国の基準も何も関係なくありったけの写真素材を売りつけてしまえば良かったと後悔することしきりである。

 さて、その後のA氏がどうなったかというと、話をお断りさせて頂く代わりに紹介した他メーカーや、AV専門の通販会社を回って、なんとか必要なだけの素材を集めてサイトをオープンさせたらしい。

 ところが、A氏の目論見通りに携帯利用者もネットユーザーも増加したにもかかわらず、彼のサイトは鳴かず飛ばずで大失敗。それもそのはずで、エロコンテンツを欲しがる中国人がどこに集まったかといえば、当時まだ比較的簡単に接続可能だった海外のエロサイトや、ハナから権利など関係ないアングラ海賊版サイトなどだったのだ。もっと言えば携帯電話でオカズを探すような文化にはならず、それを求めた層は迷う事なくPCに走ったらしい。

 A氏の予測では「田舎住まいの人間にもネット環境が渡るのだから、潜在的な人数を考えたらとんでもないビッグビジネスになる!」という事だったらしいのだが、実際は田舎に住んでいる人間はモバイルの有料サイトに課金出来るような経済状況にはなかった。そして都会に住んでいる連中はネット環境に恵まれているので、エロが欲しければPCでネットに接続し、タダで見られるコンテンツを探し出して用を足す。この辺りは日本と殆ど変わらなかったと言っていいだろう。

「iPhone 6騒動で注目集める中国の携帯ビジネス事情」のページです。デイリーニュースオンラインは、裏事情携帯ビジネスiPhone 6中国海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る