オタク差別「TVタックル」が教えてくれた二次元コンテンツ規制の打開策 (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

まるで中世の王侯貴族と、彼らの庇護によって食い繋いでいた芸術家の関係性を、今の時代に復活させようとしているかのようである。

 また犯罪との因果関係についてだが、「子供を守るためにアニメ規制を!」とはよく聞く話だし、また「欧米ではこのようなロリコン描写は許されない!」というのも吐き気がするほど何度も聞かされた。だがしかし、日本のようなHENTAIロリコンコンテンツがなく、バイオレンスをはじめとする様々な表現に厳しい規制が掛かっているはずのアメリカ等では、日本とは比較にならないほど多くの性犯罪が巻き起こっている。その中には子供が誘拐された、犯された、殺されたといった痛ましい事件も多々あり、「オタク的なコンテンツが溢れているから子供が犠牲になる」というロジックは全く通用しない。

 次にゾーニングや自主規制等について言えば、アニメ・ゲーム・マンガ・映像作品といった日本の様々なコンテンツには厳しくレイティングが施されており、基本的に子供はエロ作品を見れないようになっている。また作品の中身を見れないだけではなく、そもそも売り場自体が隔離されており、アダルトコンテンツを求める客は「自分の判断で境界線を越えて売り場に立ち入る」必要がある。これらをもってしてもなお大勢の子供がエロコンテンツによって悪影響を及ぼされるというならば、それは子供がルールを無視して境界線を越えたからであり、まずはそこを叱らねばならないはずだ。

 ところが、規制賛成派はこうした規制済み・隔離済みであるという事実から目をそらし、今なお無秩序に子供に有害なエロ作品があちこちに置いてあるかのようなデマを飛ばす。レイティングや売り場については、すでに厳しすぎるほどの規制が終わっているのに、これ以上何をどうしたいのだろうか?

 実は規制賛成派からは、この辺りの具体的な「ここをこう改善したい」という案すら出ていないのが実情なのだ。彼らはひたすらに「子供が~! 子供に~! 子供を~!」とヒステリックに叫ぶだけで、実際にどこがどうおかしいのか、どこに不備があるのかといった指摘をして来ない。それをすっ飛ばして乱暴に「だからジャンルごと消し去るべきだ!」と結んでしまう。こんなあまりに暴力的な手法に、多数と呼んでいいほどの支持が集まっているのが現実である。

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