オタク差別「TVタックル」が教えてくれた二次元コンテンツ規制の打開策 (1/3ページ)

東京ブレイキングニュース

オタク差別「TVタックル」が教えてくれた二次元コンテンツ規制の打開策
オタク差別「TVタックル」が教えてくれた二次元コンテンツ規制の打開策

 前回はあえて突き放すような形で『TVタックル』(テレビ朝日系列)のアニメ規制回について書かせていただいたが、今回は少し趣向を変えて、あの番組から得られた事について述べてみたい。

 まずはじめに、かの番組に出演した規制賛成派の意見については、いまさらここで述べるまでもないほど稚拙かつ中身の無い「オタクは気持ち悪い」というだけのものだったと言うしかない。

 平林都氏や阿川佐和子氏らの他者を見下した無礼な言動(=オタク蔑視)は、差別と騒がれておかしくないほど酷いものであったし、VTRに登場した学者の「アニメの影響で真似する可能性が~」に至っては「ではドラマ・映画・小説・バラエティ番組等の影響で真似する可能性はないのか?」の一言で片付けられる。

 ここから解るのは、規制賛成派の動機は単なる個々の感情でしかなく、自分に縁遠いもの、自分の価値観にそぐわないものを弾圧したい、世の中から消し去りたいという程度でしかないということ。またそれを実現するために、根拠として議論の席で事あるごとに論破されて来た「効果が見込めないはずの武器」を未だに振りかざしており、それでもなお規制強化へ向けて着実に歩を進めている。

 この「オタクは気持ち悪いから」という差別的な感情が、これほど強烈な武器になり得るという点には注視しておくべきだろう。世間のオタクへの嫌悪感は、理屈を吹き飛ばしてなお余りある力を持っているのだ。

 また、今回の放送で最も危険と看做さねばならないのは、規制を推し進めようとしている土屋議員の無知さと、自分に都合の良い情報・解釈以外を認めない姿勢にある。彼は法をいじれる立場にあるにもかかわらず、あの程度の知識(すでに統計データで否定済み)と根拠(個人の偏見や嫌悪感)しか持たないのだ。

 今回迫害されようとしているのはアニメやマンガだが、これを他のジャンルに置き換えてみたら、どれほどマズイ状況なのか理解出来るだろう。政治家の誰かが「これ嫌い」と思ったら、その感情だけを根拠に法律を作られ、迫害を受ける可能性があると白日の下に晒されたのだ。これはその時々の権力者のセンスに合わせて、表現作品を作っていかねばならないという話である。オタクコンテンツどうこうよりも、この点を世間に問題視させねばならない。

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