暴力団にも飛び火「コンビニ土下座事件」はチンピラ対処のテンプレートに成り得るか (4/5ページ)
だが今回はチンピラグループが自ら証拠動画をアップするという自滅をしてくれたお陰で、立派に犯罪が成立している事が満天下に示され、庇いたくとも庇いようがないという展開に持ち込めた。暴力という面でも窃盗(恐喝?)という面でも、誰がどう見たってアウトなのだから、これを擁護しようと名乗りを上げたら「お前もヤクザなんだな?」と蜂の巣になってしまう。
ネットの祭りの拡散力があまりに大きかったため、警察も本腰を入れて動かねばならないし、本来は犯人一味を庇わねばならない連中も警察の目があるので動くに動けず。 しかも犯人一味が釈放されて出て来ても、コンビニにお礼参りするより先に「自分が危ない」のだ。これだけ派手にヤラかしてしまっては、コンビニに「テメエコラ!」と言いに行ったら、そこに待ち構えてた本職の方々に囲まれて「ニイちゃん、ちょっと来て貰おうか?」という話になってしまう。これだけ組織に粉をかけたのだから、指の1本や2本で済めば儲けものという話なので、彼らがまず考えなければならないのは夜逃げの算段であろう。
今回の一件は、要点をまとめると「チンピラ対処法のテンプレート」になり得る。今後は似たような嫌がらせを受けたら店の側が撮影し、どんどんネットにアップしてしまえばいい。その際は相手に一線越えさせるために、あえて挑発的な態度で応対してもいいだろう。チンピラは野生の動物のような思考回路なので「コンビニ店員ごときにメンツを潰された」と感じたら瞬間湯沸器のように頭から湯気を出して暴れてくれる。どうせボキャブラリーも少ないだろうし、感情を抑える理性も弱いだろうし、二言目には犯罪成立の要件を満たす言動が飛び出す事だろう。
そうなれば、今回のように騙りにしても本職にしても「どちらにせよ責任を取るハメになるのはチンピラ側」という王手飛車取り状態に持って行けるのだ。
この手のネットの炎上問題は、これまではどちらかというとネット民が悪とされて来たが、今回のように相手がヤクザ、もしくはヤクザを騙っているような場合には、ある意味で一般市民にとってのセーフティネットのように働いてくれる。