LINE府議「キモい」への反論に続いて「陰謀論」主張...プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.57 (1/2ページ)

東京ブレイキングニュース

LINE府議「キモい」への反論に続いて「陰謀論」主張...プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.57
LINE府議「キモい」への反論に続いて「陰謀論」主張...プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.57

 大阪維新の会の山本景府議が「LINE」を通じて、女子中学生らに「ただでは済まさない」などと威圧するメッセージを送っていた問題。

《山本氏は昨年10月に地元の祭りで知り合った女子中学生らとLINEでやり取りするうち、約20人と知り合いに。その後「お茶会」に誘ったところ、全員が参加してくれない。LINEのグループからも外されて怒ったことが発端という。》(サンスポ・8月10日)

「ティーパーティー」とは、アメリカにおける保守派の政治運動のことであるが、日本では大阪の茶会事件のことを指すことになった。

 この話題は広がりを見せている。「テリー伊藤VS山本府議」という場外戦も勃発した。テリー氏が情報番組のなかで山本府議のことを「こいつキモいもん」とコメントしたら、山本府議は記者会見で"キモい"は行き過ぎた表現だと訴えたのだ。

 テリー伊藤と言えば泣く子も笑わす天才テレビマン。コメンテーターとしても活躍。「コメンテーター・テリー伊藤」は世間の空気を代弁する装置だと自らを設定しているフシがある。少し過激に味付けをして。

 たぶん今回の「山本府議」に関しては「世の中の誰もが、こいつ気持ち悪いと思ってるはず」という確信がテリー氏の中にあったのだと思う。「よし言ってやれ」というゴーサイン、キューサインが「天才テリー」から出たのだ。

 そしてここが重要だが、実際、今回の山本府議の話題は気持ち悪い。だからこそテリー氏は安心して寄せてきた。というのは、今回私が一番気になったのは、テリー伊藤が「キモい」という言葉を使った違和感だった。ふつう、おっさんは使わない言葉だ。

 これをわざわざ使ったのはテリー氏はやはり「乗った」のだと思う。「気持ち悪い」という年相応の言葉でなく、「キモい」という若者の空気に。

 世間から反論はなく、良い代弁ができたと思っていたら本人から反撃があった(本人からしか反論がなかった、というほうが適当な表現かもしれない)。まさかの計算外にちょっとテリー氏はうろたえた。現時点ではこういう感じだと思うのです。

 それにしても注目すべきは山本府議のタフさだ。

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