映画『ミリオンダラー・アーム』で振り返る3大"ベースボール作品"

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 野球未開の地インドでメジャーリーガーの卵を見つけるスポーツ・エージェントと、野球未経験のインド人2人による感動のストーリー。実話をもとに制作された『ミリオンダラー・アーム』の公開が、10月4日より全国でスタートした。

 野球未経験のリンク・シンとディネシュ・パテルが、異国の地アメリカで厳しいトレーニングはもちろん、言葉の壁や文化の違いを乗り越えてメジャーリーガーを目指していく。

 実話を忠実に再現するため、リンクとディネシュ同様にインド出身の役者で野球経験のない役者を選抜。彼らの演技にも絶賛の声があがっているのだ。

特徴的な切り口で描かれた3大ベースボール映画

 上映早々注目を集める同映画だが、過去にはメジャーリーグやアメリカのベースボールを舞台にした映画が数多く誕生している。そこで今回は、特徴的な切り口で描かれた3つの名作をプレイバックする。

メジャーリーグ

 まずは、1989年に放映された『メジャーリーグ』。実在するクリープランド・インディアンスを舞台にしたコメディー映画で、34年もの間優勝から遠ざかっている弱小球団が優勝を目指すストーリー。『メジャーリーグ2』『メジャーリーグ3』と続編が制作され、『メジャーリーグ2』には、とんねるずの石橋貴明が出演。ハリウッド俳優の仲間入りをした映画でもある。

フィールド・オブ・ドリームス

 とうもろこし畑を切り開いた野球場が印象的な同映画。トウモロコシ畑を歩いているときに聞こえた、「If you build it, he will come.(それを造れば、彼が来る)」という声を元に造られた、小さな野球場で感動のストーリーが展開されていく。1960年代をキーワードに、夢や希望、絆を描いた名作として知られている。

マネー・ボール

 まだまだ記憶に新しい、2011年公開の同映画。舞台はメジャーリーグだが、ブラッド・ピット演じる主人公は選手ではなくGM。データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法により強豪チームを作り上げるという、普段のゲーム観戦では見えてこないメジャーリーグの舞台裏を描いた作品だ。

 今回取り上げた以外にも、『42〜世界を変えた男〜』『さよならゲーム』『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』『陽だまりのグランド』など、名作はまだまだある。『ミリオンダラー・アーム』をきかっけに、ベースボール映画の名作をもう一度楽しんでみるのも、いいのではないだろうか。

(取材・文/角政光<bashment>)

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