限りなく少ない「ソースや塩がなくても美味なるとんかつ」が食べられる店 / やまいち (1/2ページ)

東京メインディッシュ

限りなく少ない「ソースや塩がなくても美味なるとんかつ」が食べられる店 / やまいち

グルメな人は「とんかつは塩で食べると豚肉の旨味が引き立って美味しい」という。

それは間違いない。豚肉のエキスを塩が旨味に変化させるからだ。もちろんソースも美味しいが、やや大雑把な味になってしまう場合がある。

だが、この世には「ソースや塩がなくても美味なるとんかつ」が存在する。

記者はそんなとんかつを出す店を東京都内で数軒知っているが、東京・淡路町の『やまいち』のロースとんかつもそのひとつだ。

『やまいち』のロースとんかつは、ソースや塩をつけなくても美味。

脂身から溢れ出すエキスと揚げ油が衣と作用し、とんかつ単体だけで旨味を生み出すのである。

そもそも、ソースや塩は何のために存在するのか?

根本を考えると「とんかつの旨味を増幅させるために存在する」わけだが、すでに溢れる旨味を埋蔵しているのでそのままでも美味いのだ。

その旨味の中にほのかな「甘み」があるのだが、それは、すべてのおいしいとんかつ屋で共通していること。

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