ライオンの咆哮は戦闘機他の音の合成。『ライオン・キング』の豆知識 (3/5ページ)

Kotaku

あまり生々しく無いようにということで、スカーがハイエナに与えたシマウマの足でさえ論争の的となったのでした。アニメーターは本物の肉に見えないように、実際よりも色をトーンダウンし灰色っぽいピンクにしたのです。


■ヌーの大暴走はとても盛り上がる重要なシーンですが、これはアニメーションプロダクションの歴史の上でも重要なシーンだったのです。


歴史的瞬間


このヌーが我を忘れてシンバに向かって大移動するシーンは、遠景のヌーを3Dコンピュータープログラムで作成し、複数のモデルを数百に複製、そしてセルシェーディングで手書きアニメっぽく見せてからランダムに傾斜を下るパスを当て込み、実際の群衆の予期せぬ動きをするかどうかシミュレーションしました。(Master's Thesis Animal Stampede Simulationより参照)

ヌーがぶつかるのを回避するようなシミュレーションになっているので、幽霊のようにすり抜けることはありません。そして、これらのヌーにアニメーターが所々ジャンプ等の動きを付けてより自然に見えるようにしたのです。

ちなみに、この2.5分の大暴走シーンは、特別に訓練された5人のアニメーターとテクニシャンが2年以上の月日を費やして作ったのです。シーケンス単位で見ると、完成させるのに3年。1シーケンスが3年なんて...。現場の士気が下がりそうなくらい途方も無い月日に感じます。

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