【遺品整理屋の闇】裏社会が良心的な隙間ビジネスに新規参入か (1/2ページ)
日本の新たな問題の一つに人口の高齢化がある。老人の孤独死、これは度々テレビ等で取り上げられている。そんな中で現在、新たなビジネスとして注目されているのが「遺産整理業者」だ。ある業者のホームページを見てみると、1人暮らしの孤独死の場合の作業時間は数時間で料金は10万円とある。この金額で遺品の整理、ハウスクリーニング、さらに供養まで行っているのだ。
大変立派な仕事のように思える。しかし、最近はこんな業種にまで暴力団勢力が手を伸ばしているというのだ。暴排条例後とあって表向きは関係していないが、一部で暴力団幹部がこっそり出資するケースが増えてきているという。なぜ彼らは「遺品整理屋」に関わろうとしているのか。ある暴力団関係者が関係する遺品整理業者に話を聞くことができた。
――とても立派な仕事をしているが、何か狙いがあってのことか?
「感謝される仕事をしているのは変わりないだろ」
――10万円足らずで遺品の整理からクリーニング、さらに供養までして、とても採算が合うとは思えないが。
「普通に遺品整理してるだけじゃ採算は合わない。だが、受けた仕事の10件に1回はお宝に出会える。とくに業者にとって"孤独死"は美味しい。遺族も知らないような"へそくり"とか高級時計とか。価値ある絵画なんてものも出てくることがある」
――そういったものは本来、遺族の所有物になるはずだ。
「もちろん、価値ないものは返すこともある。だけど、ばれなければ返さないのは当然のことだ」
――遺品の整理中は、遺族は現場に立ち合わないのか?
「この商売のキモなんだが、老人の孤独死の場合、遺族は殆ど見に来ない。孤独死させるような遺族は、死んだときも冷たいもんだよ。だから、後片づけを"遺品整理屋"に依頼するんだろうけど」
――ちなみに故人の"供養"はしっかりやるのか。
「それは金額にもよる。うちの場合、最低ランクは遺影を飾ってその前に線香を置いて手を合わせて写真を撮るだけ。最高ランクは知り合いの坊さんを呼んで一応お経を唱えさせる。それだけで数十万円は請求できる。坊さんには数万円程度。