【遺品整理屋の闇】裏社会が良心的な隙間ビジネスに新規参入か (2/2ページ)
元々うちのノミヤの客だからな」
ここで言うノミヤとは酒を飲む飲み屋では無い。個人で営む競馬とか競輪などの私設賭博場である。
――色々な業者のホームページを見たのだが、なぜ公営住宅の場合は料金がはね上がるのか。
「これは業界全体が高い料金設定にしている。それは公営住宅の場合、元の状態にするための基準が高いのでしょうがない。それと、もう一つ、公営住宅が高いのは、遺品整理しているときに、公営住宅の担当者がずっと張り付いてるから、お宝が発掘できないんだよ。だから、なるべくならやりたくない」
――その"お宝"というのは具体的にどれくらいの金額になったのか。
「ロレックスの腕時計とかはよくある。これは今まで最高で300万円の値打ちだった。ほかには、タンスの中にこっそり現金を隠しているケース。100万円くらいはザラに隠してある」
現在、裏社会の勢力が、この遺産整理ビジネスにどんどん新規参入しているという。良心的な隙間ビジネスの裏側では、こんなあり得ないことが実際に行われている。悪質な業者には注意していただきたい。
Written by 西郷正興
Photo by Neil_Scottuk