iPhoneがもし水没したら?巷の”復活法”全部試してみた
先日、酔っ払って帰宅し、なんとiPhone5Sを洗濯機に入れて洗いからすすぎを経て脱水までやってしまった筆者。
干すときに始めてその事実に気付き、放心。ダメ元で電源を入れてみたものの、反応するわけもなし。ああ、どうしよう……。
古典的な方法から最新テクまで!水没携帯修理法で復活なるか
そこで、とりあえず洗面所にあったドライヤーで応急処置をしてみました。
充電器のコネクター部分から冷風を当てること約30分。これでどやっ! と電源を入れてみるも、うんともすんとも言いません。ダメか。
そこで、いつかの友人の発言を思い出した筆者。「トイレに落としたiPhoneを速攻米びつの中に入れたら、一日で復活した」というのです。尿を吸ったお米をどうするんだろうという疑問は放っておいて、筆者も試してみることに。
ということで、さっそくジップロックにお米とiPhoneを入れ、一日放置してみました。
翌日、電源を入れてみると……入りません。ダメかぁ。iPhone5Sなので、買ってからまだ1年と少し。買い換えるには惜しすぎます。
これまで数台のiPhoneを紛失、破壊してきたので、「アップルケア+」という格安で修理してくれるプランに加入していた筆者。電器屋にあるアップルのカウンターに修理の相談に行きました。すると、「水没は対象外なので4万弱かかります」とのこと。高っ。さらに、修理には数日かかるそう。すぐに欲しいんだよ!!
一度帰宅し、ネットで水没したiPhoneの修理法をググってみると、まず注意事項として
- 電源を入れない
- 振らない
- ボタン等を押さない
とありました。生き残っている可能性があっても、本体に水分がある状態で電源を入れるとショートしてしまうからだとか。
振ると、水が全体に広がってしまうためこれもNGなのだそう。
すでに電源入れちゃったし、洗濯機の中で十分なくらい振られていそうなので、現時点で筆者のiPhoneの生存率は限りなく低そうです。
ですが、ダメ元でやってみたら直るかも……という期待を込めて、いろいろ試してみることに。
ググった中で「直りました」という声が多かったのが冷蔵庫。冷蔵庫の中に入れると除湿されるのだそうで、結局はお米効果と同じですが、冷やすというのが新たな効果を生み出すのではと期待して、一日冷蔵庫の中へ。
翌日、電源を入れてみるも、やはりダメ……。これはもうiPhone6に変えろという神のお告げなのか、と諦めかけたとき、ヨドバシカメラに水没した携帯の乾燥機が設置してあるという情報を発見! しかも無料!(直ったら1000円)しかも復活率約70%!! 神よ!!!
筆者は冷え冷えのiPhoneを手に、ヨドバシカメラ川崎ルフロン店へ走りました。
「水没した携帯用の乾燥機があると聞いたんですけど」
「ありますよ。水濡れした電子機器全般を乾燥できます。ちなみに、携帯の機種はなんですか?」
「iPhoneです!」
「あ、申し訳ありません。iPhoneはバッテリーが取り外せないため対応外です」
え……。携帯が数日ないだけで、会社からも「携帯ないとか社会人としてどうなの?」「マジで今日中になんとかしろよ」と冷ややかな目を向けられ、取引先からも「携帯直るの遅すぎです!!!」とブチ切れられ、友人からも「LINEできなくてイライラするから早く買えクソ」となじられ、乾燥機に賭けていたのに……。
ちなみに乾燥機はこちら。店内に設置しているわけではないので、撮影はNGとのことでした。
途方にくれていたところ、友人から「『Reviveaphone』っていうの使ったら直るよ」とLINEが。
なんかよくわからないけど、それ使ってみよう! 秒速でググったところ、「Reviveaphone」はイギリスを中心に販売しており、水没したiPhoneを1日液体に浸けるだけで完璧に直るという謎の商品だということが判明。
ホームページには、iPhone6をビールにつけて壊した後、「Reviveaphone」に漬けて直すという一連の動画がアップされています。すげええええ!!!
すぐに購入だ! と思い購入画面に進むと、配送地域選択に日本が……ない。ここまで期待させておいて、発送できないんかい!!!
完全に敗北です。洗濯機の威力は強すぎたのです。仕方がないのでまたヨドバシカメラへ行き、iPhone6(約10万)を分割で購入。高い勉強代でした。
みなさんも、携帯が水没したら早めに手を打たないと、社会人として大変なことになりますよ。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ携帯を直してみてくださいね(筆者は直りませんでしたが……)。
(取材・文/DMMニュース編集部)