【 11月4日の3連休明けでRAID/サーバ機のトラブル続出 “リビルド”で高まる危険性とは 】 (2/5ページ)

バリュープレス



 RAID/サーバ機を構成する複数のHDDは同時期に製造された同メーカーのものを使用することが一般的です。その為1台以上のHDDに障害が発生し、リビルドを実行する場合、リビルドによってHDDの全領域に書き換えが実行されることでその他のHDDにも多大な負荷が掛かり、同様のエラーが発生する可能性は非常に高くなります。
また、RAIDレベル変更の為にリビルドを実施する場合、構成される全てのHDDのデータ領域がセクタ0から情報の上書きがされる為、管理領域解析の難易度は上がります。また、RAIDレベルの変更は、メーカーによっては“スイッチ”などで実行できる機器もある為、意図せぬ時にレベルの変更が実行されてしまいデータトラブルが発生することがあります。こういったRAIDレベルの変更の場合、構成される全てのHDDは同様にレベルの上書きが行われていきますが、稀にバットセクタによって書き込み途中でストップしているHDDがあり、上書きされていない領域から復旧作業を実施することが可能です。

 他にも、HDDの順番を変えてリビルドを実行しアクセス不可となった機器のお持込みも少なくはありません。この場合、管理情報が崩れるだけでなくユーザーデータ領域も破損してしまう可能性が高いため注意してください。
 近日お持込みのあった機器では、DISK1に破損が生じていたことで、全てのHDDを取り出し、新たなHDDを加えてリビルドを実行しようとしたところ、誤ってDISK2を1の位置に配置して新たなHDDを2の位置入れてリビルドを実行したものでした。データの状態がより良いものを分析して管理情報の解析を行い、RAIDを再構築することでデータの復旧に成功致しました。

 リビルドが原因でアクセスが出来ないRAID/サーバ機からデータ復旧を行う場合は、状態の良いHDDを判断することが復旧の鍵となります。アプリケーションによって管理情報の保存領域が異なるため、どのHDDに保存されているのかを分析することは経験のあるエンジニアでなければ実施できません。

 一般的に推奨されているリビルドでも実施方法を誤ることによって、重要なデータを損失する可能性が高くなるため、バックアップを取ってから実行するようにしてください。
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