とくダネ!視聴率復活に小倉智昭の秘策「破産しちゃうよ…」

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“ニンジン作戦”で視聴率を持ち直した手腕はさすが!?
“ニンジン作戦”で視聴率を持ち直した手腕はさすが!?

 2014年の6月、フジテレビでは過去に類を見ない人事異動があった。1000人単位の人事移動でハッキリと陽の目を見たのは、情報制作局の人間たち。報道局長や情報局長クラスという幹部職に、情報制作畑の局員が続々と配置されたのだ。

 その裏側には、『とくダネ!』の高視聴率があった。

「これじゃあ破産しちゃうよ~」ホクホク顔の小倉智昭

 そんな躍進があって、笑いが止まらないのが司会の小倉智昭。『とくダネ!』が低視聴率に陥った際に小倉は、

「もう俺はかなり長くやってるから、(視聴率を上げるために)できることはない。だから、視聴率が7%を超したら1万円、8%なら2万円をボーナスとして出すし、10%超えなら食事会を開こう。スタッフのみんな、頑張ってくれ」

 こう言って、ディレクターやAD、出演者、コメンテーター、ナレーター、タイムキーパーなど、全スタッフに発破を掛けたのだった。

「最近は毎日視聴率7%を超すので、朝の打ち合わせの時に小倉さんがのし袋に入ったお金をディレクターに手渡し、拍手喝采。というのが慣例になっているようです」

 とは番組関係者だ。

 今や厳しい経費削減を強いられているテレビ局。打ち上げの時ですら、一番下のADからも1000円を徴収するような時代になっている。「ご祝儀で1万円をもらえれば、打ち上げの足しにできる」とスタッフから喜ばれるているのだ。

 さらには今年に入ってから、『とくダネ』はすでに何度か10%を超え、その度に小倉は150人ほどのスタッフを集めて飲み会をしている。そのため、

「これじゃあ破産しちゃうよ~(笑)」

 と言いながらも、ホクホク顔が止まらないのだとか。

 そんな小倉は最近になって、

「7%で1万円っていうのはやめて、10%を超えたらに改定しようかな」

 なんてセコイ発言までしているという。

 とはいえ、身銭を切ってスタッフの士気を高めたのだから、豪気な話。今後しばらく『とくダネ!』の躍進は続きそうだ。

(取材・文/大伯飛鳥)

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