年商50億円!? タレント・千秋「実業家一族」としての素顔

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1日の利益は200万円!?(千秋公式ホームページより)
1日の利益は200万円!?(千秋公式ホームページより)

 タレント・千秋の“実業家”としての躍進が止まらない。

 千秋が立ち上げ、デザインを担当するベビー服&子ども服のブランド「リボンキャスケット」(販売はコンビミニ)が、11月に10周年を迎えた。年商40億円とも50億円とも伝えられる同ブランドのほか、2012年からプロデュースしている天然石ブレスレットのブランド「Love Stone」も好調だ。こちらも千秋が手がける独自のデザインが女性に人気で、かつて出演したテレビ番組『私の何がイケないの?』(TBS)のなかで、1日に200万円以上の利益が出ていると本人が語っている。

 女性タレントが結婚・出産を経てママタレとなり、ファッションブランドの立ち上げや商品プロデュースなど“ライフスタイル提案系”の副業に手を出すという流れは、近年における一つの定番ルートとなっている。しかし、そこはやはりビジネスの素人。消費者のニーズをつかみきれずに自分の趣味嗜好やワガママを押し通した結果、鳴かず飛ばずのままにひっそりと看板を下ろす……というケースが多いのが実情である。

 そんななか、ママタレ界の“ハイセンスママ”枠にポジションをガッチリキープして、本業であるタレント活動との両立を成功させている千秋の商業的嗅覚と実行力はなかなかのもの。同じくアパレル業界で成功した梨花と並ぶ「勝ち組」と評価していいだろう。

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高学歴一族の血筋、母も朝日新聞社出身

 実は、この千秋のビジネスセンスには確固たるルーツがある。

 知られた話だが、千秋の実父は世界大手の硝子メーカーで東証一部上場企業の「日本板硝子」で取締役社長・会長を務めていた藤本勝司氏だ。京都大学大学院を出た後に日本板硝子に入社し、(創業者の子息などではなく)実力でトップに上り詰めて同社のグローバル化を推し進めた人物である。

 また、親戚筋には元三菱電機社長・会長の谷口一郎氏(故人)がおり、千秋は日本の実業界における大人物の“血”を色濃く受け継いでいることになる。

 千秋が自身の40年間と芸能生活20年を振り返った自伝エッセイ『不思議ちゃん』(2011年/宝島社刊)によると、実母もまた「関西学院大学卒業後に朝日新聞に入社」という高学歴・ハイキャリア。同書には、「実はうちの親戚は、高学歴一族。東京大、京都大、一橋大などいわゆる“いい大学”を出た人が多かった」との一文や、東大を出て検事になったいとこがいるという記述もある。

 そんな親戚のなかで「かなりの異端児だった」(同書より)とは言うものの、千秋本人に何度か取材したことがあるというある女性誌のスタッフは「実際、すごく頭の回転が速い人ですよ。そして何事に関しても決断がスピーディーで的確。地頭のよさを感じます」と、その素顔を語る。

 エキセントリックな“不思議ちゃん”はあくまでもテレビ用のキャラにすぎず、その実像は、類まれなビジネスセンスと潜在能力を兼ね備えた“超良血馬”といったところか。 

事務所ノータッチのイベント開催は社長業への布石?

 そんな千秋が最近とくに力を入れているのは、2013年1月にスタートした本人主催によるハンドメイド雑貨の展示販売イベント、「ハロー! サーカス・プロジェクト」だ。

 当初は、「ハンドメイドが得意なママ友たちを応援するための完全プライベイト企画」(本人のブログより)という小規模イベントだったが、開催を重ねるごとに反響が大きくなり、11月の3連休に行われたイベントには全国から約40組のハンドメイド作家が参加。12月4日〜15日には渋谷ロフトを会場に、「Special 12days」と銘打ったイベントの開催が決まっている。

 この「ハロー!サーカス・プロジェクト」は、本人のブログによれば所属事務所は完全ノータッチなのだという。これまではおもにデザイン面でのプロデュースを担うことが多かった千秋だが、本格的に「プロジェクト全体を動かす業務」となると、実質、これが初なのではないか。

 タレント業の合間を縫い、千秋自らが精力的に動いて指揮・運営をしているようだが、これが将来、父のような社長業への布石になるのか——。“実業家・千秋”の今後の動向に要注目だ。

(文/神田川めぐる)

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