今振り返る歴代『スター・ウォーズ』のティザー予告編 (5/7ページ)
しかし、満を持して公開された『ファントム・メナス』は、残念ながらファンが望むような内容ではなかったのは皆さんもご存知の通り。
とはいえ、この2分に渡るティーザーは、重要なイベントこそ見せていないとは言え、本来のティーザーの役割である「焦らし」の意味がないのではと思えるほどに、ファンに情報を提供しています。
新しい惑星、ポッドレース、ダース・モールの姿、そしてライトセーバーに新キャラのジャー・ジャー・ビンクス! (公開後、ジャー・ジャーは随分と嫌われましたが...)ファンが大喜びしたのも納得です。
■『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』 2001年
迷走気味だった『スター・ウォーズ』のティーザーに、やっと「ティーザーらしい」ティーザーがやってきました。ジャンゴを含むキャラクターやイベントが次々と断片的に映し出されており、観客をしっかり「焦らし」ています。また、レーザーに焦点をおいた構成も昔ながらのファンが喜ぶものになっています。
そして、『ファントム・メナス』で紹介された純粋無垢で悪を知らなかったアナキン少年と、観客が知るアナキンの運命のギャップを埋めるがごとく、全体的に不吉な雰囲気を漂わせていて決して穏やかなロマンス編ではないと伝える事に成功している編集技術も見事です。
ベイダーの象徴的な呼吸を全面に出すのもアイディアもなかなかです。ただ、そのアイディアが最も効果的に現れるのは『帝国の逆襲』や『シスの復讐』であって、『クローンの攻撃』ではなかったのではないでしょうか。