実は容器が二重底…虫混入問題渦中の「ペヤング」にまつわる10の豆知識

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箱買いするファンも少なくはない「ペヤング」
箱買いするファンも少なくはない「ペヤング」

 虫が混入していたとして、騒動の渦中にあるカップ焼きそば「ペヤング」(まるか食品)。”事件”の真相はさて置き、「ペヤング」ファンはかなり多いようです。かく言う筆者も「ペヤング」が大好きです。

 そこで、普段、何気なく食している「ペヤング」のマメ知識を10個紹介!

1.「ペヤング」の語源はペア+ヤング

「ペヤング ソースやきそば」が世に出たのは1975年。ちょうどその頃、恋人同士が同じ服を着るペアルックが流行していました。そこで、若いカップルたちに二人でひとつのものを仲良く食べてほしいという願いから、新製品を「ペア+ヤング」で「ペヤング」と命名したそうです。

 ちなみに、語源はpair+youngですが、「ペヤング」の正式表記はpeyoung。

2.四角い容器は業界初。だけど丸いペヤングもあった!

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 日本初のカップ焼きそばは恵比寿産業の「エビスカップ焼そば」でした(1974年)。カップ麺と同じ円錐状のカップです。一方、「ペヤング」は発売当初から四角いパッケージ。「他社のマネはしない!」という強い信念のもと、縁日の焼きそばから着想を得て、四角いパッケージになったとのこと。

 ただ、1997年には「ペヤング ソースやきそば麺食い丸」という丸いパッケージの「ペヤング」も発売されています。後にも先にも、これが唯一の丸いペヤング??

3.新味が出てきたのは比較的最近。新味の第一弾は明太子だった!

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「ペヤング」にはさまざまな味(期間限定)があります。その第一弾となったのは1996年発売の明太子味「ペヤング 明太子焼きそば」でした。

 明太子味もブームでしたからね。そんな流れに乗ったのでしょう。それにしても、新味が出たのは「ペヤング」が誕生した約20年後。よっぽどのことがあったんでしょうか。

4.ペヤングブランドの元祖はラーメン

「ペヤング」=焼きそばというイメージですが、そもそもの発端はラーメンでした。焼きそばの「ペヤング」が発売された一年前、1973年に「ペヤングヌードル」が発売されます。ペヤングブランドはここから始まりました。

 なお、焼きそば以外のペヤングブランド商品はその後もいくつかリリースされています。

5.液体ソースは業界初

 カップ焼きそばといえば、当時は粉末ソースが当たり前。「ペヤング」は液体ソースを採用した業界初の商品でした。液体ソースで「まろやか~」な味わいが実現したとのことです。

6.実は二重底

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 気づいてました? 「ペヤング」はパッケージが二重底になっています。これにはやけどをしにくくなる、ソースが絡みやすくなるという利点があるそうです。

7.かやくをパック包装にしたのも業界初

 今では当たり前となっていますが、当時のカップ焼きそばは、かやくがそのまま乗っていました。おいしさ、清潔さ、保存性を考慮し、「ペヤング」は業界初のパック包装を採用したのです。

8.レギュラーサイズなのに「Big!」

 レギュラーサイズとされている普通の「ペヤング」。よく見るとパッケージには「Big!」と表記されています。60~65gが主流だった当時のカップ焼きそばに比べ、「ペヤング」は麺が90gでした。そんな優位性を表しているのが「Big!」の文字。現在は、90gほどがスタンダードとなっているようです。

9.超大盛りを越える特大ペヤングがあった!

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 2食分が入った1000キロカロリーを越える「ペヤング ソースやきそば超大盛タイプ」。確かにデカいです。だけど、過去にはこれより大きな「ペヤング」がありました。「ペヤング ソースやきそばパーティーサイズ」です。

 現行の「超大盛り」が237g(麺180g)に対して、「パーティーサイズ」は242g(麺180g)。麺の量は同じですが、総量はわずかにパーティーサイズのほうが上!

「パーティーサイズ」は「ペヤング」の語源である「ペア+ヤング」をまさに地で行く、二人で楽しむ「ペヤング」でした。しかし、現在の「超大盛り」は大食漢のためのドカ食い用サイズ。時代も変わりましたなー。

10.麻雀の役満賞といえばペヤング

 異論は許しません! 雀荘で商品としてもらえる役満賞は「ペヤング」なんです! 雀荘で小腹がすいて頼むのも「ペヤング」です!

 本当に虫が混入していたとしたら、大問題です。企業としてしっかりと対応して頂きたいと思います。だけど、それでもやっぱり、私は「ペヤング」が大好きだ!

参考サイト/まるか食品

(取材・文・写真/蛭子あずま)

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