高倉健「知られざる男気伝説」まだまだあった! (4/5ページ)

日刊大衆


「でも、健さんは絶対に座らないし、ドラム缶の火にも当たらないから、オレたちも座れないし、火に当たれない。それで、健さんが"何か、僕にできることはないですか?"って言ってくれるんで、"帰ってください。みんなが気を遣ってしょうがないから"って、言っちゃったよ」
たけしが27年ぶりの共演となった『あなたへ』の舞台挨拶で、その話を暴露すると、健さんが「全部、タケちゃんの作り話。迷惑しています」と言い、会場は爆笑の渦に。ただ、この話、正真正銘の本当だという。
八名さんも、同様の体験をしているからだ。

「屋外のロケでは、先輩には専用のテントが用意されていて、中にはストーブが焚いてあり、お茶にお菓子があった。それでも先輩は、他の役者が演技しているのに悪いからと、絶対にテントには入らず極寒の中で立って待機していたからね。先輩がそうやって立っているのに、後輩の僕が暖をとるわけにはいかないでしょう。もう、辛くてね(笑)」
人に好かれるために生きるな

実はユーモアのセンスも持ち合わせていたという健さん。たけしは、こんな秘話も明かしている。
「お笑い芸人が映画賞を取るようになったから、ラジオで"役者よりお笑いの方が芝居がうまいじゃねえか""何なら役者がお笑いやってみろ"って言ったことがある。そしたら、健さんが田中邦衛に"漫才やろうか"って言ったらしいよ。だけどネタ合わせやったら、お互い無口で"こりゃムリだ"と、すぐにやめたって(笑)」
さらに、たけしの回顧談は健さん伝説の"タブー"にも踏み込む。
「健さんと共演したとき、オレが"健さん、酒も飲まないし、女っ気がないし。女に興味がなくなったの?"って尋ねたら、"タケちゃん、オレはホモじゃないぞ!"って言ってさ。続けて、"これまで遊んだことは遊んだ。けどね、もう女なんてどうでもよくなっちゃって、面倒くさいんだ。話すんだったら、男とのほうがいいしな。女と変なことする気はさらさらない"って言うんだ」

そんな健さん、寡黙なイメージとは裏腹に、感情豊かな人でもあった。
遺作となった『あなたへ』で、富山刑務所の指導技官を演じた健さんが撮影後、同刑務所内の講堂に登壇した。
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