横浜市民激怒!? シウマイの崎陽軒の初代社長は栃木県民だった

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シウマイトークが止まらない!
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【ツブヤ大学のちょこっと四方山話】

 横浜名物と言えば崎陽軒のシウマイだが、なぜこのシウマイが横浜に根付いたかご存じだろうか。さらに、このシウマイ弁当、絶対にコンビニでは売らない理由があるという。そして、崎陽軒にはかつてアイドル的人気を誇り映画にまでなった「シウマイ娘」がいたという事実!

 誰も知らなかった崎陽軒のシウマイにまつわる雑学ネタが続々飛び出した、ツブヤ大学主催の「シウマイ忘年会」をレポートする。

なぜ「シュウマイ」でなく「シウマイ」? 知られざる崎陽軒トリビア

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 12月19日、横浜グローバルステーションにて「シウマイ忘年会」と題されたイベントが開催された。主催者でさえもイベントの着地点が不明という今回のイベントは、まず、落語家で自身も崎陽軒のシウマイの大ファンだという三遊亭楽生師匠の落語で幕を開けた。余興として披露した演目は「みそ豆」。みそ豆をシウマイに変えて披露し、こっそりとシウマイを食べるシーンでは、扇子を箸に見立てて表現。巧みな話術と表現力で、観客を大いに沸かせた。

 ひとしきり落語で盛り上がった後、ゲストによるシウマイトークが開始。登壇者は、落語家の三遊亭楽生氏、アートディレクターの秋山具義氏、〝面白法人カヤック〟の佐藤ねじ氏、メディアデザインや、イベントプロデュースを行う和泉直樹氏、崎陽軒の広報である西村氏と柴田氏に、司会進行でありラジオのパーソナリティや美容文藝誌『髪とアタシ』を発行しているミネシンゴ氏を加えた計8人だ。

 開始早々から、さっそく崎陽軒のシウマイ好きのゲストたちが、広報のお2人に疑問をぶつけ始めた。Q&A方式で下記に質問と回答を紹介しよう。

興味津々! 崎陽軒のシウマイに関するQ&A

秋山具義氏からの質問

Q:僕は、ポケットシウマイ(ポケットサイズでシウマイ6個入り)のファンですが、なかなか売っていません。コンビニなどでも買えたらいいなと思うんですけど、販路を増やすのは難しいんですか?

A:「崎陽軒のシウマイを食べたいから横浜に買いに行こう!」と思ってもらいたいので、社内のルールとして、崎陽軒の商品はコンビニやスーパーでは販売しないということになっているんです。

 以前、弊社の開発担当者が「どうしてコンビニで売らないんだ」と上の者に詰め寄り、上記の理由を説明したところ、「それなら俺は会社を辞めてやる!」と退職された方もいらっしゃるくらいこだわりの強いところなんです。

ミネシンゴ氏からの質問

Q:今後、社内ではどう崎陽軒のシウマイを展開していくつもりですか? 地方への進出など、社内会議で話していることを教えて下さい。

A:弊社の経営理念として、横浜のローカルブランドを目指しています。ナショナルブランドではなく、横浜に育ててもらったブランドですから、地方への展開はあまり積極的ではありません。

 弊社は明治41年に駅弁の売店として創業しました。横浜は開港してから156年の若い街ですから、名物がなかったのです。そこに目をつけた初代社長は、中華街で突き出しとして提供されていたシウマイを横浜名物として売りだしたのです。

佐藤ねじ氏からの質問

Q:シウマイ娘はもういないんですか?

A:元々シウマイ娘とは、赤い制服を着て横浜駅のホームで「シウマイはいかがですか」と車窓から売り歩く女性のこと。

 このシウマイ娘は年齢や身長などに制限があり、女性の憧れの職業でした。当時、シウマイ娘と野球選手が車窓の窓を通じて恋に落ちる小説がヒット、映画化もされたほどの人気を誇りました。

 今でも、赤い制服を着てシウマイを店頭に立つ方を社内ではシウマイ娘と読んでいます。

ミネシンゴ氏からの質問

Q:グリーンピースが乗っているシウマイがありますが、崎陽軒のシウマイに乗っていないのはなぜ?

A:創業当時から、グリーンピースは中に練り込むレシピで作っています。グリーンピースが嫌いな方は多いですが、すごく栄養価が高いですし、翡翠色で縁起がいいということで、ぜひ食べていただきたいです。

 そもそもなぜグリーンピースを上に乗せるかですが、学校給食に出す際に数えやすいよう乗せた、という説があります。

三遊亭楽生氏からの質問

Q:「シュウマイ」でなく「シウマイ」と言うのにはなにかこだわりがあるんですか?

A:実は、シウマイを開発した初代社長は栃木県出身でした。訛りがあったため、「シュウマイ」と言っているつもりでも「シウマイ」としか発音できなかったのです。社員から発音について指摘を受け、本場の中国人に発音を聞いたら、「シャオマイ」と。それで、「シウマイ」のほうが近いのでは、という結論になり、今に至っています。

 さらに文字を見ていただくと、シ「ウマイ」という嬉しい文字が隠れているのもポイントです。

今後の崎陽軒に期待!横浜の歴史が詰まったシウマイ弁当

 観客が、シウマイに関するトークを入場時に配布されたシウマイ弁当を食べながら聞き入る姿が印象的だった。

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他のゲストがしゃべっている隙を狙ってシウマイ弁当を食べるミネ氏

 ゲストとして登壇したクリエイターたちからの意見やアイデアを受け、「今後の企業活動に皆様の声を活かしたい」と語った広報の柴田さん。現在は2014年4月に還暦を迎えたシウマイ弁当以外の横浜名物として、横濱チャーハン、そしてその兄弟分である横濱ピラフを売り出し中なのだとか。

 今回のイベントを通じて、崎陽軒のシウマイには様々な豆知識があることが判明した。こうした知識を知っておくだけで、ふとしたときにシウマイ弁当を食べたくなり、よりおいしく感じることができるのではないだろうか。数々のトリビアを知ったことで、崎陽軒のシウマイがますます好きになったイベントだった。

ツブヤ大学とは?
NPO法人ツブヤ・ユニバーシティーが運営する企画。2010年1月25日より本格的に始動。開始当初よりUstreamなどネット配信を活用した企画を行っている。マンガやゲームなどのサブカルチャーを中心に、アイドルビジネスに迫るイベントや建築に関する企画まで尖った企画を多く行っている。
公式サイト/ツブヤ大学

(取材・文/DMMニュース編集部)

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