“嵐”不要論!? 紅白視聴率低迷でNHK内部で噴出

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2015年の白組はさすがに交代か
2015年の白組はさすがに交代か

 2014年、ジャニーズの嵐と吉高由里子の司会で締めくくった『紅白歌合戦』(NHK)。その裏舞台を、1月6日発売の「FLASH」(光文社)が「紅白裏合戦」と題し、吉高由里子(26)のリハーサルでの失敗や、NYからの生中継で登場した中森明菜(49)のVIP待遇ぶりなどを報じた。

 それにしても、2014年の『紅白』のラインナップは近年まれに見る豪華さだった。前述の中森明菜以外にも、松田聖子(52)、薬師丸ひろ子(50)などの、80年代トップアイドルが勢揃い。サザンオールスターズの31年ぶりの出演。大ヒット映画『アナと雪の女王』の主題歌を歌った本家イディナ・メンゼルが大ヒット曲「Let It Go」を熱唱。神田沙也加(28)と松田聖子が母娘共演など、目玉企画が目白押しだった。

 NHK局内では視聴率45%超えを期待されていたが、ふたを開けてみれば平年並みの42%、前年と比較すると2.5%数字を落としている。

衝撃を与えた2014年の視聴率

 普通に考えれば悪い数字ではないが、NHKとしては衝撃的な結果になった。関係者が落胆しながら語る。

「少なくとも前年は越えるだろうと思われていた視聴率でしたが、期待値を明らかに下回った結果に、NHK局内では動揺が走っています。あれだけ豪華なメンバーが揃って、話題性も事欠かなかった『紅白』のなにがいけなかったのか……皆、頭を抱えていますよ」

 そして、その戦犯としてあげられているのが、白組司会の嵐だ。

 嵐といえば、2014年の紅白で5年連続白組司会をつとめた。5年連続は最多記録で、これも話題作りの1つとなっていたのだが、逆に裏目に出ることとなる。

「また嵐が司会をする、ということで、視聴者には飽きられてしまったようです。いくら人気があるとはいえ、他番組でMCをしていることも多く、司会者としての新鮮味はありません。ジャニーズファンからも、『さすがにもういい』『飽きた』という声もあがっています。一般の人なら、さらに『もういいよ』と思っていることでしょう」(前出の関係者)

 司会もそつなくこなし、安定感抜群の嵐だが、逆に『紅白』にマンネリ感を出して戦犯扱いされるとは、なんとも皮肉だ。

「中身(出演者)が豪華になっているのに関わらず、パッケージ(司会)が一緒だった。その結果、視聴者に『今年の紅白はスゴい!』と広く訴えることができなかったのは、NHKにとって大きな誤算でした」(同前)

 この結果を考えれば、さすがに、今年の白組司会は変更となるだろう。

(取材・文/タナカアツシ)

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