イチロー「2016年オリックス選手兼任監督」決定電撃情報 (3/5ページ)
その父親は"東都大学リーグ(黒田は専修大)で一度も優勝したことがないおまえを、上位指名(1996年のドラフトで自由獲得枠2位)したうえ、育ててくれた広島に感謝せねば"というのが口癖だったそうです」(前同)
06年、13勝6敗の成績を残した黒田は、海外FA権を使ってメジャー挑戦の意思を固めた。だが、チーム事情を鑑み、渡米を1年遅らせたのも、この父の教えを肝に銘じていたからだ。
08年から4年間在籍したドジャース時代のことだ。
「ある年、"黒田が球団に違約金を払ってでも日本に帰りたがっている"という情報が入ってきたことがありました。早速、巨人が動いたんですが、黒田は"日本に帰るなら広島です"と明言。巨人が撤退したという経緯があるんです」(前同)
その後、ヤンキースに移ってからの黒田は単年契約を続けてきたが、これも日本復帰を見据え、フリーハンドを確保しておきたかったからだと言われる。
一方、広島もオフになると毎年、黒田に日本球界復帰を打診するのが"恒例行事"のようになっていた。
「一昨年オフも球団フロントは電話で黒田に年俸3億円を提示し、広島復帰を要請したといいます」(前出・デスク)
メジャー移籍後も、黒田と広島は"相思相愛"だったわけだ。黒田自身も、
「黒田博樹のピッチングができるうちに(日本に)帰ってきたい」
と公言。自宅も広島に残したままになっていた。
"相思相愛"だった広島と黒田
「あまり金の話はしたくないけど、10数億円も年俸の安い日本球界に戻ってくる決断は、誰にでもできることではないですよ。そこに黒田の美学を感じますね。まだ力があるうちに日本で投げたい、広島に恩返しがしたいという強い気持ちがあるんでしょう」
と言うのは野球評論家の橋本清氏。
「マエケンを筆頭に広島の若手投手は、黒田の背中を見て学ぶことはたくさんある。黒田の加入は、チームにとって単なる勝ち星以上のプラスになるはずです」
黒田、前田健太(26)の2本柱に昨年の新人王・大瀬良大地(23)、野村祐輔(25)ら若手が噛み合った広島投手陣は、セ5球団にとっては脅威だろう。
広島がセの脅威なら、パの脅威はオリックス。