「日本の首相コロコロ変わり過ぎ!海外を見習え」と言いますが、ここで茨城県の知事を見てみましょう

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国会議事堂(Dick Thomas Johnsonさん撮影、Flickrより)
国会議事堂(Dick Thomas Johnsonさん撮影、Flickrより)

日本の総理大臣は変わりすぎとしばしば批判される。小泉政権は長かった印象だが、それでも2001年4月から2006年9月までの5年5カ月止まりで、他の人はとにかく短い。たとえば米国でオバマ政権が誕生して以来、日本では4回にわたって首相が交代している。
政治家だけの責任ではないかもしれないが、サミットに出席する首相の顔が頻繁に変わるのは苦々しい――そう思う日本人は少なくないだろう。

国会議事堂(Dick Thomas Johnsonさん撮影、Flickrより)

日本型民主主義では、安定した長期政権は不可能なのか。いや、47都道府県知事を見てみよう。明治憲法下は官選だった知事を住民の直接投票で決めるようになったのは1947年からだが、たいていの知事は10年以上の任期を務める。

戦後の歴代知事が4人しかいない茨城と石川

なかでも入れ替わりの少ない県は茨城と石川だ。どちらも現知事は4代目。平均して約17年の任期ということになる。石川の場合は、3代目の中西陽一氏が8期31年を務めた影響が大きい。これは在職期間としては日本最長である。

さすがにその記録には及ばないが、茨城県は1代目・友末洋治氏が3期、2代目・岩上二郎氏が4期、3代目の竹内藤男氏が5期、4代目にして現職の橋本昌知事は2013年の選挙で勝利し6期目を迎えた。
ちなみに、竹内藤男氏はゼネコン汚職で逮捕され知事を辞任。事件が発覚しなかったら在職期間はもっと長かっただろう。

茨城県の偉人、徳川光圀公の像(Kentaro Ohnoさん撮影、Flickrより)

徳川光圀公像

茨城県民は県政に対する信頼があるのか、それとも政治に興味がないのか......。一昨年の知事選挙の投票率は31.74%だった。

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橋本知事の在任中、首相は13回変わった

ちなみに橋本知事が就任したのは1993年9月で、細川政権の誕生とほぼ同時期だ。冒頭に挙げたオバマ大統領の例に倣い、就任以来の首相交代の回数をカウントすると――実に13回。米国の大統領さえ2回交代している。

「日本の首相はコロコロ変わり過ぎ!」と憤っているあなたも、よろしければ自分の地元の知事の顔を思い出してみよう。

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