南米チリの農場で未確認生物「チュパカブラ」の遺骸を発見か

デイリーニュースオンライン

画像はMail Onlineより
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 1月中頃、南米、チリ中部のモンテ・パトリアにて、伝説のUMAチュパカブラの遺骸が発見されたとして、話題となっている。事件が起きた農場で働く農夫らによれば、遺骸はワイン貯蔵庫の藁の間に横たわっている姿で発見された。はじめコウモリの遺骸だと考えたが、近づいてよく見ると、コウモリにしては明らかに頭部が大きく、コウモリではないことに気づいたという。公表された写真を見る限り、確かにその頭部はまるで猿のように丸く、また鋭い牙を持っていることが確認できる。手足も発達しており、少なくともコウモリなどの鳥類でないことは明らかである。そしてこの遺骸を取り出して調べているうち、農夫の誰かがチュパカブラではないかと話しはじめたという。

 チュパカブラとは、北米南部から南米にかけての農村部に古くから伝わる未確認動物(UMA)のひとつ。スペイン語で「山羊の血を吸うもの」を意味する通り、農場で飼われる山羊を襲い、その血を吸い尽くすと言われる。その外観は目撃証言により様々だが、トカゲのような緑色の皮膚に鋭い爪と牙を持ち、背中には針のように尖った突起があるとされる。カンガルーのような立ち姿で、強力なジャンプ力で飛び去る姿も目撃されている。

 今回の発見を受け、近隣では既にチュパカブラが現れたとして恐怖が広がっている。地元農夫の一人は取材にこう語っている。

「我々の生活は山羊の牧畜のうえになりたっているので、ここには多くの山羊がいます。またチュパカブラは山羊しか襲わないとも言われていますが、私たちの子供が襲われないと誰が保証できるでしょうか」

 昨年4月には、米テキサスのカップルがチュパカブラを捕獲したというニュースが報じられた。しかし調査の結果、それは疥癬(皮膚病)に冒されたアライグマであることが確認された。このように、既知の動物の遺骸がチュパカブラと誤認されるケースは決して珍しいことではなく、今回も専門的な調査を待ってみなければその結果は分からない。しかし、公表された写真は確かに一般に知られた動物のものとは異なっているため、現在欧米の未確認動物コミュニティをはじめ、ネットで大きな話題となっている。

(取材・文/X51

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