「恋愛はそもそも理不尽で傷つけあうもの」――唯川恵さんインタビュー(2) (3/3ページ)
唯川:ないでしょう。でも、今でもそういったテーマが私たちの心を惹きつけるのは、恋愛は越えられないものがあればあるほど燃えるものだからだと思います。
―― むしろ最近よく言われるのが、若者たちの恋愛離れやセックス離れです。唯川さんはそういった風潮があることに対してどのように考えていますか?
唯川:例えば恋愛だけあってセックスがない関係、これも一つの恋愛ですし、セックスだけでもある種の恋愛だと思うんです。ただ、極端に分かれ過ぎている印象は受けます。ものすごく恋愛体質な子もいれば、まったく恋愛に興味がないという子もいる。昔からそういう子はいましたけれど少数で、その真ん中で揺れ動いている人がほとんどだったと思います。
「恋愛をしたくない」と言っている子は、心のどこかに傷つきたくないという想いがあるのかもしれません。でも、恋愛なんてもともと理不尽で傷つけあうものです。傷つけられることを覚悟しなければいけないと思うし、逆に反対側に振り切ると、それこそ自分から背を向けただけで「殺す」「殺さない」みたいな話が出てくる。恋愛ってそういうものだから、その部分を受け入れられるかどうかだと思いますね。
・第3回「恋愛で感情が乱れるのは「他の女性」がいるから」につづく