五感で自然を堪能できる癒しの地、青森県の奥入瀬渓流に行ってみた (1/3ページ)
忙しくストレスの多い日常から離れて、自然の力で全身を癒されたい!そんな想いを叶えたいあなたにお薦めの場所が、奥入瀬渓流です。
かつて高村光太郎、佐藤春夫などの明治の文人・芸術家に絶賛されたこの地、名前は聞いたことある、写真は見たことがある人は多くとも、かつては現地までのアクセスが大変だったからか、実際に足を運んだことがある人は少ないらしいとのこと。そこで、奥入瀬渓流の成り立ちから少しお話してみます。
おおよそ20万年もの前に始まった火山活動、大噴火などを経て、山の一部が陥没。ここに水がたまり、原型が出来上がった十和田湖。そしてこの周りにある原生林の合間を縫って、湖の水を太平洋まで運んでいるのが奥入瀬川で、この川の上流部分の湖口から約14kmほど続く渓流が、奥入瀬渓流です。

厳しい自然に囲まれている故、あまり人間の手が入らぬことが幸いし、長い時間を掛けて自然の力で豊かな景観が作り上げられてきました。
更に1936年には、国から特別名勝・天然記念物と指定され、保護をされてきています。このため、今でもブナなどの自然林、大小の滝、崖や岩、シダや苔、そして各種野生動物まで、様々な自然に溢れ、四季それぞれに違った素晴らしい顔を見せてくれます。
まず、長かった冬から目覚め、草花が芽を付けて徐々に開き、木々には新緑の葉が茂り始める春。木々の葉は新緑が深まり、シダやコケの緑化も進み、一体が深い緑色に覆われる夏。
この春夏の間、目で景観を楽しむだけではなく、森林の合間から差し込む木洩れ日を浴び、心地よく吹き込む風から空気を吸い込み、渓流や滝のしぶきを受けるなど、全身で自然を楽しむことができます。
そして徐々に肌寒い日が増えていき、木々の葉の色が変化を見せ始める秋。更に秋が深まると、渓流沿いは、多少残った浅い緑色の他、黄色・赤色が混合し、多彩な自然美に覆われるようになります。