勢いで始めるのはキケン!投資初心者の味方「投資信託」の注意点
銀行預金では雀の涙ほどしかお金が増えないこのご時世、漠然と「投資を始めてみたい!」と思う方も多いのでは?
そんな中、「初心者には『投資信託』がいい」なんて噂を聞いて、そわそわしている方もいるのではないでしょうか。
『投資信託』は私たち(投資家)から集めたお金を運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券に投資してその運用益を私たちに分配してくれる金融商品です。少額から始められる、運用のプロに任せられるなど『投資信託』には魅力がいっぱいです。しかし、一方『投資信託』も万能の商品ではありません。
『投資信託』を購入する前に注意しておきたいことをファイナンシャルプランナーの筆者がお伝えします。
■コストが高め
『投資信託』には3つのコストがかかります。
1つは“販売手数料”です。購入時にかかります。但し、最近は“ノーロード”と呼ばれる無料のものもあります。注意したいのは同じ『投資信託』でも買う窓口によって『販売手数料』に差があることです。ある銀行では3%、あるネット証券では無料ということもありますので買う前に確認をしておくとよいでしょう。
2つ目は“信託報酬”と呼ばれるものです。
『信託報酬』は投資信託を保有している間にかかる費用です。日割り計算になりますので、長期に保有するほどかかることになります。
3つ目は“信託財産留保額”です。
これは投資信託を換金する際にかかる費用のことです。これも“販売手数料”同様、無料のものもありますのでそういう『投資信託』を探してみるとよいでしょう。
■「アクティブ型」が必ずしもよいとは言えない
『投資信託』は運用方針の違いにより“インデックス型”と“アクティブ型”に分けられます。“インデックス型”とは日経平均やTOPIXなどの市場指標に連動するように作られた投資信託です。運用はコンピューターが行なっています。
“アクティブ型”とは“インデックス型”以上の利益を目指して設計された投資信託を言います。“アクティブ型”は運用のプロの“ファンドマネージャー”が運用しますのでコストが高めになっています。しかし“アクティブ型”が“インデックス型”より運用成績がよいかと言われれば必ずしもそうとは言えません。コストが高いのに“インデックス型”より運用成績が悪いということもあり得るのです。
投資初心者の方はまずは“インデックス型”から始めてみることをオススメします。
■『公社債投資信託』はNISAでは取引できない
『投資信託』は投資対象によって『株式投資信託』と『公社債投資信託』に分かれます。『公社債投資信託』は債券のみで運用されるため“元本割れのリスクが非常に小さい”ということが言えるのですが『公社債投資信託』はNISA口座では取引できないことになっています。
いかがでしたか?
投資初心者の方にとって『投資信託』は身近な商品と言えますが、投資商品に絶対はありません。購入前にはその『投資信託』について詳しく知っておくことが必要です。
その場の勢いで飛びついて大損……ということのないように、まずは“投資信託”について知るところから始めてくださいね。
(中村真里子)
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