自然現象やことわざで天気を予想する「観天望気」が役立つ! スズメが早朝からさえずると晴れる (2/2ページ)

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早朝からスズメがチュンチュン鳴いている日は晴れるとされているので、大切な予定がある日は早起きして観察してみてはいかがでしょう。

・朝もやの昼日和り
早朝に里山や田畑を通ると、朝もやが発生していることがあります。夜の間に天気が良い場合は、放射冷却と呼ばれる現象などによって地面が冷やされて霧ができます。それが朝もやとなって立ち込めているわけですが、その日も晴れが続く可能性が高いです。早朝は晴れているのに、目に見えている範囲はガスっている感じ。陽が昇るとともに気温が上がり、もやが消えていきます。

・太平洋側は「春海秋山」で日本海側は「春山秋海」
太平洋側では春は海(南)で秋は山(北)を、日本海側では春は山(南)で秋は海(北)の天気を見ることで、その後の天気を予測できるというもの。地形や気圧配置にはよるものの、春は太平洋高気圧による影響が高く、秋からは大陸の高気圧の影響を受けるため。春南秋北とも言います。

そういえば昨秋、岐阜県の大垣市にある時地区で、まさにご当地観天望気を体験しました。宿泊先の部屋にけっこうな数のカメムシが入ってきており、それを見た地元の方が「この冬は寒くなりそうだ。雪が多くなるかもなあ」と。その土地に言い伝わる観天望気から、日本各地の風土の面白さに気づかされる思いでした。

詳細を読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/02/18/weather-forecast/
執筆: 大内征

大内征
自由大学「東京・日帰り登山ライフ」キュレーター。loca-rise production代表。“低山トラベラー”として100人を超える登山コミュニティを主宰。地方自治体や地域NPOとともに自然・文化をテーマにした地域課題の解決に取り組んでいる。「PEAKS」「ランドネ」等の登山誌寄稿や広報誌・ビジネス誌に連載を持つライターとしても活動中。

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