田代まさし復帰に覚せい剤逮捕の元警部がエール
2011年に覚せい剤取締法違反で懲役3年6月の刑が確定、服役していたタレントで歌手の田代まさしさんが昨夏に出所してリハビリを受けていることが明らかになった。
田代さん本人がブログとツイッターで近況を報告、「みなさんの前に姿をあらわす機会もあるかと思いますがよろしくお願い致します！」と芸能界復帰を示唆している。
アルコールや睡眠薬に溺れるケースも
ブログのコメントは賛否両論だが、「田代さんは芸能界でしか生きられないと思う。がんばってほしい」と北海道警の元警部で自らも覚せい剤使用等で逮捕・服役の経験のある稲葉圭昭さんはエールを送る。
稲葉さんによれば、薬物依存を克服するのは非常に難しく、かりに覚せい剤をやめられてもアルコール中毒になったり、睡眠薬など別の薬物に溺れたりするケースも多いという。
「自分も経験あるけど、現実逃避したいんだよね、きっと。不安は誰にでもある。これからは、不安とどう向き合うかがカギだと思う」
稲葉さんの場合は、ご家族が出所を待っていてくれたこと、今も支えてくれていることで、薬物とは無縁の生活に戻れた。
「俺が逮捕された時も、毎日あることないこと報道されていたから、一家離散でもおかしくなかった。でも、妻はASKAさんの報道を見て『お父さんの時もこんなふうだったわよ』と笑い飛ばせる人なので、助かったね」
8年の獄中生活も、結果的にはよかったという。
「やっぱり（依存症から立ち直るには）薬物が身近にないことが第一だから。まあ塀の中の人間たちは誰も反省してなかったけど。人間とはそんなもんなんだね。田代さんもわかってると思うけど、薬物を扱うヤツとは絶対に連絡を取らないことと、危なくなったら、ブログに寄せられた叱咤激励コメントをよく読むことだね。それでもダメなら、俺に連絡して(笑)」
（取材・文／DMMニュース編集部）
