意外な区が上位に!東京都「図書館」充実度ランキング (2/3ページ)
この年はたまたま支出が多かったのか、あるいは他の自治体と資料費の範囲が異なるため、このような結果になったのかもしれない。それでも大阪市の2億6220万円、横浜市の2億4138万円を上回る。
ちなみに同統計で江東区は1億6583万円、足立区は1億4237万円、葛飾区は1億1644万円。5区とも人口30万人以上の市区のベスト20にランクインしている。足立区は中央館がでかい
中央館の規模が大きいのも下町の特徴だ。東京23区で最も延べ床面積が広いのは江戸川区の7500平方メートル。次いで大きいのは足立区の6537平方メートルで、以下、北区が6165平方メートル、葛飾区が5078平方メートル、江東区が4935平方メートルとなっている。
蔵書冊数の多さでは、足立区立中央(75万7000冊)が江戸川区立中央(40万2000冊)を上回る。区内の各館に本を分散させるか、できるだけ中央館に集めるかという考え方の違いでこうなったのだろう。どちらがいい悪いではないけれど、館内を歩いていて思わぬ発見=本に遭遇する確率は、冊数が多いところほど高い。

足立区立中央図書館(Saoyagi2さん撮影、Wikimedia Commonsより)
図書館の話から脱線するが、足立区は成績上位で学習意欲も高いが、世帯年収の低い中学3年生を対象に、進学塾の授業を無料で受けられる「足立はばたき塾」を実施している。科目は英語と数学で、毎週土曜と夏・冬休み期間中のみの開講だが、日比谷や戸山といった名門校の合格者も出している。
読書好き=学力向上心があるとは必ずしも言えないが、足立区はできるだけ多くの区民――とくに子供に学習の機会を与えようと努力しているのは確かだ。