研修に「アメトーーク!」 講師全員が“蛍原”になる風変わりな塾 (2/3ページ)
喜多野:せっかく自分で考えて行動を起こしても、親が「ダメ!」と言ってしまえば、それに従わざるをえません。だから、子どもは「やってもどうせ止められる」とか、「無駄だ」と考えてしまうようになってしまうんですね。ちょっと気の毒だなと思います。
――過保護な親と無関心な親ですと、子どもの成績に差は出てくるものですか?
喜多野:比較をすると、過保護な親のほうが若干成績は良いケースがあります。良い子を演じられる子どもは良い成績を取れることがあるんですね。もちろん悪くなるケースもあるのですが。
本当に無反応・無関心な親を持つ子どもは、どちらかというと成績が悪くなるケースが多いです。勉強しなくても注意してくれる人がいないのですから。
――喜多野さんが経営されている塾では個別指導を掲げていらっしゃいますが、学習指導をする上で気を付けていることはなんですか?
喜多野:基本的に塾は学校の補完機関の役割を果たす場所だと思います。昔は学校と同じスクール形式で、テーブルを並べて大人数で授業をするスタイルが一般的でしたが、これは学校で教えていることよりもさらに進んだ内容を教えてくれる場だったからなんですね。
今は少人数教育のほうが多くなっていますが、それは受験の多様化が影響を与えていると思います。AO入試や指定校推薦などは勉強の仕方が全く違いますから。そうなると、その生徒にあった学習指導が塾に求められてくるので、私たち塾経営者は多様化するニーズのキャッチアップをする必要があります。
――私も少人数指導の塾に通っていましたが、先生とコミュニケーションが取りやすくて楽しかったです。先生には特に大学生が多かったので、プライベートなことも含めていろいろ相談しました。
喜多野:講師の年齢が近いと話しやすくなりますよね。でも、私の会社の社員は20代から上は40代までいるのですが、大切にしていることは「勉強したくない」という気持ちを共有できるかどうかなんです。やらなきゃいけないことは分かっている、だけれども勉強ってできればやりたくないものじゃないですか。