合掌造りの里をめぐり、自然と寄り添う暮らし方について考えてみよう (1/2ページ)

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合掌造りの里をめぐり、自然と寄り添う暮らし方について考えてみよう

20年前の1995年、岐阜県と富山県との県境周辺の自然溢れる山奥深い場所にある集落群が、世界文化遺産に登録されました。

合掌造りと呼ばれる家屋(かおく)の建築様式・景観の素晴らしさ、また昔から受け継がれたこの地域独特の文化が今も村落に存続していることなどが評価されて、世界文化遺産に登録されたそうです。これが「白川郷・五箇山の合掌造り集落」です。

今月発表されたニュースによると、この集落群の中でも大きな白川郷の荻町集落を抱える白川村には、昨年外国人観光客21万人強を含む約150万人の観光客がやってきたそうです。

世界遺産としての推薦を受ける前には、年間を通じて観光客が50万人弱であること、また集落群へのアクセスがそう簡単ではないことを考えると、この躍進ぶりには目を見張るものがあります。

何故増加しているのでしょうか?メディアでは、観光庁の事業なども含め、海外向け含めプロモーションを積極的に展開していることが1つ理由として挙げられていることがあります。

しかし、実際にはプロモーションのみならず、この集落群そのものが持つ強い魅力があってこそ、なのかもしれません。

まず1つ目の魅力は、合掌造りの家屋です。例えば、20世紀初めに日本を訪れたドイツの建築学者であるブルーノ・タウト氏は、『合掌造り家屋は、建築学上合理的であり、かつ論理的である』と著書の中で絶賛しました。

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「建築学上合理的」である理由は、この地域は山に囲まれた豪雪地帯であり、沢山の積雪から家を守るべく、屋根は合掌の手の形のように急勾配のついた形となっていることが挙げられます。また、屋根下の空間を区切り、作業場などとして有効に利用できるようになっています。

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