『~ザ・プレミアム・モルツ~マスターズ・ドリーム』 これは醸造家の夢=心震えるほど旨い!を実現できたか? (2/3ページ)
メーカーの表現を借りると、この『マスターズ・ドリーム』の味わいは、「『深いコク』『柔らかな苦味』『ほのかな甘味』『心地よい香り』が折り重なる“多重奏で、濃密。”な味わい」ということなのだそうだが、確かに濃密で香り高く、ほのかに甘く、コクもあるが、そうした味のビールにしては、「意外と飲みやすいすっきり感がある」というのが記者の感想である。
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とはいえ、この「すっきり感」というのは悪い意味ではなく、褒め言葉である。濃密過ぎるビールは、飲みにくいと感じる人も多く、万人ウケしないこともあるが、この『マスターズ・ドリーム』は、そのあたりのさじ加減が絶妙である。これなら、濃密でしっかり美味しく、しかも誰にでも飲みやすい味わいを両立させている。
![3](https://image.dailynewsonline.jp/media/0/4/045a518b5020d0ccce34fbdb22ab869fa7526fac_w=666_hs=de9869e0d1192512c6f06c8524565eb6.jpeg)
その味の秘密は、サントリー独自の製法にあるらしいが、その詳しいことは、ここではあえて触れない。
ただ味に関して、もう一つ感じることは、欧州産のアロマホップを100%使用したという部分。アロマホップを贅沢に使用することは、昨今、それほど珍しくはないが、おそらく現代人の飲料の味と香りの嗜好性と合っているのではないだろうか。記者も、ややミーハーなものを感じつつ、やはり旨いと思ってしまうのだ。
![CR5_1398](https://image.dailynewsonline.jp/media/8/8/888d1e35ee319eb07ceaee390e34b71338716030_w=666_hs=64725f3da647ac323372772297cbf51c.jpeg)
このサントリー『~ザ・プレミアム・モルツ~マスターズ・ドリーム』は、全国のコンビニエンスストアと飲食店だけの販売で、305mlビン入りが、実勢価格税別295円。通常のプレミアムより2割ほど高めの販売価格となっている。またそのほかに、10lの樽入りのラインナップもある。