完全歩合で月収500万円!? 驚異の営業マンの意外な経歴 (2/4ページ)
学歴が必要ないし資格もいらないというのが大きかったです。売ればいいわけで。
――その「売る」で多くの営業マンが苦しむわけですが、五嶋さんはすぐに成果が出たそうですね。
五嶋:すぐでしたね。暴走族もそうですが相当悪いことをしてきましたので、そういうところで言われる先輩からの無理難題に比べたら簡単だと思えたんです。全然怖くないじゃないですか、売れなくたって殴られるわけじゃないんだし(笑)
だから、楽勝だなっていう気持ちの方が強かったですね。覚えているのが面接の時のことで、「売れなかったら給料ゼロだよ」というようなことを言われたんですよ。
――完全歩合だったわけですね。
五嶋:完全歩合です。でもこっちは売れなかった場合のことなんて全然考えてなくて「売れたら売れた分だけちゃんとお金がもらえるんですよね?」ということが心配だった。だから、全然話がかみ合わないんですよ。「売れなかったらゼロだよ」「売れたらもらえるんですよね?」っていうやり取りになってしまって。結局「じゃあとりあえずやってみます」となって始めたらやはりすぐ売れましたね。
――話によるとあまりに売るものだから給与改定があったとか。
五嶋:3回くらいありました。本当に完全歩合で計算すると月収500万円くらいになってしまうことがあったのですが、そうなると会社も払いたくなくなってくるんですよ。だから途中で支店長になってくれと言われたんですけど、要は固定給にしたかったんですよね。完全歩合だと給料がとんでもない額になるから。
――当時の部下の指導法はどんなものだったのでしょうか。
五嶋:支店長になった時点でまだ23歳ですからね。23歳できちんとマネジメントできる人なんていませんよ。まだヤンチャでしたから言うことといったら「寝ないで働け!」くらいのもので。「なんで俺ができるのにお前はできないの?」とか。
――それは相当怖い上司ですね。
五嶋:なんの理論もありませんでしたからね。だからたくさん部下は辞めていきました。30人くらいいたのに最終的には事務員さんと僕くらいしか残らなかったりして。