あの日の白いモビルスーツ 1977年からのオタク回想録その4 (5/5ページ)

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アニメファンとして「知的」であるためには、とんでもない時間と労力と、「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」(ガンダム体験後に観たそれは、あまりに古臭く感じて期待はずれに思えた)くらいではびくともせずに愛する情熱が必要なのは、この頃には確信していました。

あの日見た白いモビルスーツは、アムロ同様、ぼくにとっても「脱出」するための鎧でした。鎧、だったはずなのです・・・
そして、高校へ…。アニメ雑誌の購読こそ辞めましたが「脱出」は、そうたやすいことではなかったんです。なぜなら、あれから30年以上経って、ぼくは毎シーズン、アニメの新作を楽しみに見ているし、マンガも読んでいる。「オタク大賞」なるイベントの構成までしているおかげで、アニメ業界、特撮業界の方々と、鼻の穴を膨らませながらオタク談義を楽しんでもいます。

アニメ、特撮に、人生を左右するタイトルは山ほどありますが、あの日、ガンダムを観たことは、今の自分を形成する重要なキーポイントだったのだと思いました。むしろ、白いモビルスーツは、ぬくぬくとしたオタクを育てる「毛布」のようなものとして機能してしまったのかもしれませんね。

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