最強横綱・白鵬が描く「モンゴル大統領」就任プラン (2/4ページ)
特に審判部からは、春場所の番付編成会議で"白鵬を呼び出せ!""出場停止にすべきだ"という強硬論が噴き出していたんです」(同記者)
こうして始まった春場所では2日目以降、白鵬は支度部屋で報道陣に背中を見せ、"近寄るな!"というオーラを出し続けた。
「かつて白鵬のモンゴルの先輩・朝青龍(元横綱)が横綱の品格を問われ、最終的には傷害事件を起こして角界を追われましたが、今や、白鵬は完全に"朝青龍化"してしまいました。
今、日本相撲協会首脳が懸念するのは、最強横綱となって暴走を始めた白鵬が日本人力士に悪影響を与えること。つまり、日本人力士の"白鵬化"なんです」(協会関係者)
その象徴が、千秋楽のNHK『大相撲中継』での刈谷富士雄アナのコメント。
「礼儀や所作の部分で(白鵬は)もう1回、原点に返ることが必要。しっかりしないと、大横綱として認めてもらえない」
と苦言を呈したのだ。NHKのアナウンサーが実況中に、ここまで踏み込んだ発言をするのは極めて異例。
だが、その声は白鵬に届かなかった。
「優勝力士の一夜明け会見は普通、午前中に行われます。ところが、白鵬サイドが設定したのは午後1時。これじゃ、夕刊の締め切りに間に合わない」(前出の相撲担当記者)
これがマスコミへの嫌がらせだったかどうかはともかく、会見では「質問は相撲のことだけに限る」と通達があったという。結局、この会見でも審判部批判について、「もう終わったこと」と述べただけ。
これに激怒するのが、漫画家で元相撲協会外部委員の、やくみつる氏だ。
「謝罪する最後のチャンスを自ら棒に振り、これで一部の贔屓筋を除き、ほとんどの相撲ファンは白鵬と決別することになりました。逆に言うと、相撲ファンに対する白鵬の決別宣言でもあります。これから白鵬がいくら勝ち続けても、相撲ファンから祝福されることはないでしょう」
白鵬のアウェー感は増すばかりだ。
「協会は、八百長問題など苦しい時代を支えてもらった恩義は感じつつも、新たな人気者も出てきた今、もう用済みと考えている節もあります」(相撲担当記者)
そもそも、協会と白鵬の確執の元は、親方には日本国籍が必須という協会規約の"国籍条項"にあった。