バーチャル・リアリティー酔いを防ぐ画期的かつ珍妙な方法 (2/2ページ)
トップ画像が実際のパデュー大学で実施されたテストに使われた「デジタルの鼻」なのですが、面白いことに被験者たちはバーチャル・ゲームをプレイしている間、その存在に気が付かなかったそうです。しかも、実験後にデジタルの鼻があったことを教えても、被験者たちはすぐには信じてくれなかったとのこと。この結果に関しては准教授も「驚いた」とおっしゃっています。
きっと鼻というのは、いつも目の前に見えている(のに無視している)物体であるがため、当たり前過ぎて誰も気付こうとしないのかもしれませんね。
デベロッパーやゲーム・デザイナーたちにとっては好ましくない解決策かもしれませんが、「鼻」がバーチャル・リアリティー酔いを防ぐ一助になるなら、採用してほしいところ。もちろん、表示のオン/オフができるのが理想ですが......。
ここだけの話、訳者はかつて『DOOM』で酔って具合が悪くなったことがあります。あれ以来FPSは苦手意識が強かったのですが、この方法にヒントを得て、パーティー・グッズの鼻メガネでも掛ければ、『コールオブデューティー』や『ポータル』、それに激しく揺れそうなアダルトVRコンテンツも楽しめるのではないかと思ったので、近々試してみたいと思います!
(岡本玄介)