【医師たちのリアル恋愛事情】女医の2/3は幸せな結婚ができない!?

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ドラマ『医師たちの恋愛事情』は毎週木曜22時O.A.(画像はフジテレビ公式サイトより)
ドラマ『医師たちの恋愛事情』は毎週木曜22時O.A.(画像はフジテレビ公式サイトより)

【フリーランスドクターXのぶっちゃけ話】

 3月18日、今年の医師国家試験の結果が発表され、合格者のうち女性率は31.5%であった。これは驚くような数字ではなく、平成20年代の合格者女性率は31~35%で推移しており「女医」というものがすっかり社会に定着したことをうかがわせる。

 私が医大に入学した昭和末期、医学生の女性率は10~20%であった。「雇用均等法」も「育児支援法」もなく、ドラマ『白い巨塔』のような封建的な大学医局が健在で、「入局後2年は妊娠禁止」と公言する教授も実在していた。当時、「女だてらに医大進学」といえば「勉強(にのみ)熱心な変わった娘さん」「結婚・出産といった女の幸せは放棄した」と周囲には扱われがちだった。

いまや「女医」は華やかな存在だが……

 あれから20年余り、テレビ朝日ドラマ『ドクターX』や NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』など女医を主人公にしたドラマが高視聴率をマークした。

 テレビのバラエティー番組では「タレント女医」が、女性雑誌では「エレ女医(エレガンス女医の略。いわゆる読者モデルの女医バージョン)」がもてはやされるようになった。各種ミスコンのファイナリストに女子医大生を見る機会も多くなり、今年の準ミス日本は東大医学部医学科の3年生なのだそうな。

 女医という生き方は、むしろある種の華やかさをもって注目されるようになり、20代の若年層では女医を好む病院も多くなった。実際、今年の医師国家試験の男女別合格率は「男性90.6%、女性92.6%」であり、女性の合格率が2~5%ほど高いのも近年はすっかり定着している。

 とはいっても、「女が華でいられる時期」は残念ながら有限である。元ミス日本で元祖タレント女医の『年収4000万にこだわる理由』なるエッセイ本を出版した西川史子先生は、40代でスピード離婚に至り、テレビで見かける回数も最近はめっきり減った。

 セクシー女医として売り出し中の脇坂英理子先生は、35歳を過ぎて「ホストクラブで一晩900万豪遊」「男性経験800人(←ちなみに、医大デビューで週1人ペース新規開拓してもザックリと16年は必要……これを、病院実習・医師国家試験・研修医・専門医取得の傍らに達成するのは、かな~り大変だと思う)」だの、微妙にイタい発言が目立つようになった。

 残念ながら、タレント女医が「才色兼備」で使ってもらえるのは30代前半まで、それを超えたら「イロモノ」扱いか「似たような若手にチェンジ(=引退)」となるのが実情らしい。

オンナの幸せが手に入らない!? 「女医1/3の法則」

 今なお医療現場に生きる口伝に「女医1/3の法則」というものがある。「女医のうち1/3は生涯独身、1/3は結婚するも離婚、1/3は結婚生活を全うできる」というものである。たしかに、2012年の総務省『就業構造基本調査』によると、女性医師の生涯未婚率は35.9%なのだそうで、「女医1/3の法則」はあながち間違いではないようだ(ちなみに、男性医師の生涯未婚率は2.8%)。

 実際のところ、女医の婚活も医学生~研修医時代にはそれなりにチャンスはあっても、30歳を超える頃から「責任は重くなる一方」「女子力は低下する一方」「同僚の男性医師は売れる一方」という三重苦に突入する。男性医師(というか男性全般)にとって「仕事で成功すれば、恋愛・結婚・子供はもれなく付いてくる」傾向にあるが、女医にとって「仕事での成功は、しばしば恋愛・結婚・子供を遠ざける」のは、残念ながら事実である。

ドラマで描かれる女医のリアル

 4月9日(木)22時スタートのドラマ『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)のヒロイン千鶴(石田ゆり子)は、仕事に打ち込み恋を忘れた42歳の独身外科医。

 他にも、シングルマザー女医の奈々(相武紗季)やら、既婚だが不妊治療中の友子(板谷由夏)やら、「女性が仕事を全うしつつ、幸せな結婚生活や子供を持つことの難しさ」を実感する女医たちが登場する。

 このドラマでは、大学病院における大人世代(≒35歳以上)の恋愛事情を扱っており、人生の中盤以降で「配偶者・子供・社会的地位といったモノを背負いつつも、恋に落ちてしまった」男女が多数登場する。おそらく日本の医療ドラマ史上、もっとも男女関係の乱れた大学病院となるはずである。

 今後3か月間、一部ネタバレを含みつつも「医師たちのリアルな恋愛事情」について毎週木曜日にレポートさせていただく予定である。

ドラマ『医師たちの恋愛事情』公式サイト|フジテレビ

筒井冨美(つついふみ)
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。米国留学、医大講師を経て2007年よりフリーに転身。テレビ朝日系ドラマ『ドクターX∼外科医・大門未知子∼』取材協力。4月9日(木)22時からスタートするドラマ『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)で医療アドバイザーを務める
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