第二十八回 日経平均2万円突破。ここから株価は上がるのか下がるのかを見分ける方法 (3/3ページ)

タブロイド

その崩壊後の展開をみると、英米と同様にITバブルのときに一旦高まり、リーマンショック前にまた高まりました。しかし、全体として昭和バブルの水準を超えていません。

アメリカは、90年代半ばから今まで、この比率がだいたい2倍になっています。株式の時価総額が5倍になったうちの3倍程度がGDPの成長を、2倍程度がこの評価の高まりで現されます。

他の国をみても、この水準は何度も大きく振れながら、徐々に切り上がってきているようです。

日本だけ、時価総額の天井を超えられないのは、この企業価値の評価が上がらなかったからです。

その理由は、バブル期の評価が余りにも高すぎたことがあると思われます。あの時期は50年分の利益を先取りしていました。今はそれが18年分に下がってきています。国際的にも常識的な水準になっていますので、ここからは、企業業績が伸びるに連れて、天井の水準が徐々に切り上がっていくのではないでしょうか。

四半世紀経って、ようやくバブルの後始末が終わりそうな気配...

え、企業業績が低迷したらどうなるって? それはもう、それが判った時点で相場は天井をつけるのではないでしょうか。

※各グラフは米ドル建てで見ています。これは、国際的な価値をなんらかの通貨に換算して横比較するためです。米ドルを選んだのは、国際取引所連合のデータベースが現地通貨建てと米ドル建ての二種類あるので、換算作業が要らないということ。主要な機関投資家は米ドル建ての運用成果を競っていること。従って、米ドルを評価軸として各国の株式の価値や収益率を判断していること、があるからです。
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