時代の荒波にもまれてたくましく育った「ゆとり第一世代」の特徴 (1/2ページ)
「ハナクロ」の「ハナ」の部分にあたる、1987年度(1987年4月2日~1988年4月1日)生まれ。
社会人になりたての頃は「ゆとり世代が社会にやってくる」などと色眼鏡で見られたこともしばしばありましたが、そんな彼らも今年28歳。
年齢的にもすっかりアラサーの仲間入りとなり、職場や私生活においていろいろ環境の変化が見られるようです。
そこでここではそんな「ゆとり第一世代」の特徴や、彼らを取り巻く現在の環境を覗いてみましょう。
■ゆとり第一世代の生い立ち唯一学年全員が「昭和生まれ」というこの世代。芸能人では、長澤まさみ、高良健吾、内田篤人らがこの世代にあたります。
彼らの学校生活は、
・それまで中学校で習うはずの内容が教科書に載っていても、「高校で習う」と言われ飛ばされる
・センター試験ではリスニングが初めて導入され、過去問がないため傾向と対策も立てられずに試験を受ける
というような、旧課程からゆとり教育への移行の混乱をもろに受けた世代でもあります。
教育現場が試行錯誤していため、ゆとりの「お試し教育」が実施されていたと言ってもいいでしょう。
また就職においては、大学3年の頃(2009年)にリーマンショックが起こります。それまで上昇していた就職率に陰りを見せ、厳しい就職活動を余儀なくされた最初の世代でもあります。
このように「ゆとり世代」と言えど、他のゆとり世代にはない、いくつか特殊な経験をした世代でもある第一世代。
これら望んでもいない変化に対し、合わせざるをえなかった世代でもあり、見方によっては「環境変化に対する適応能力」を潜在的に持っている世代なのかもしれません。
■【職場編】若手の先輩格もいれば今現在も若手の下っ端も彼らが社会人になった当初、日本生産性本部の調査研究では彼らを「ETC型社員」と例え、「IT活用にも長けており、効率的で物事をスムーズに進めるようなスマートさもある反面、それを重視するあまり人との直接的なコミュニケーションが不足する場面も」と分析しました。