筋肉や指の動きでウェアラブルデバイスがデザインできる「Tactum」 (1/2ページ)
センサーやコンピュータの小型化や省電力化により、IoT(モノのインターネット化)が近年進んでいる。
中でもウェアラブルデバイスといわれる、人体のどこかに装着して人の生活を豊かにしようとする分野の成長は顕著だ。この分野においては、大手の家電メーカーからスタートアップと呼ばれる新興企業までプレイヤーは様々だ。
そんなウェアラブルデバイスの開発をより早く、より精密にしようとする企業が出てきた。MADLABという新興企業だ。
■ 手の動きを精密にモデリングする
MADLAB社が発表したのは、『Tactum』というウェアラブルデバイスを作ることをサポートするキットである。まずは下記の動画を見て欲しい。
プロジェクタによって腕に投影された帯状の光を触ったり、手を開閉することで動くことが分かるだろうか。
『Tactum』は、触る、こする、ピンチインする、突く、ねじるといった人間の筋肉の動きやジェスチャーを、3Dモデリングする。モデリングされたデータは、自分のデスクトップ内に保存することができる。そのデータを使ってたとえば3Dプリンタなどに出力することができる。
下記は『Tactum』によって作られたウェアラブルな模型である。
■ アナログとデジタルの中間地帯を狙う
『Tactum』が狙っているのは、アナログなモノ作りと拡張現実の間のニッチな分野を狙っていることが考えられる。
モデリングされた人固有の筋肉の動きやサイズに応じて変化させることができるため、マスプロダクトより、少量多品種の生産に向いているといえよう。