【統一地方選】地方議員の低レベル化が加速…野々村議員や全裸ポスター候補は氷山の一角 (2/3ページ)

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カネ儲けの巧みさは国会議員以上

 利権のネタというのは現実には、国よりもむしろ自治体のほうに多く転がっているものだ。国直轄のダム建設などは、事業規模は莫大だが、派閥領袖クラスの超大物でもない限り、ちょっかいを出すには荷が重すぎる。

 それよりも、自治体所轄の県市道の修復、公園建設、下水道整備、開発行為や農地転用の許可などといった“手軽”なもののほうがカネを儲けるには手っ取り早いのである。地方議員のほうが「旨味」にありつく機会が多いというわけだ。

 自治体の幹部職員は国会議員から議会で意地悪な質問を受けることも、人事に口を挟まれることもないから、存在としてはやはり県議会議員のほうが恐ろしい。だから、自治体の幹部職員たちはひたすら県議や市議の顔色をうかがい、顔を立てることで出世しようとする構図ができあがってしまっている。まさに、日本の地方行政の病巣である。

税金を延滞した上「一部帳消し」にした議員も

 では、どんな連中が地方議員になるのであろうか。ここで地方議員たちの人物像に迫ってみよう。

 人間は誰しも、小金が貯まると「名誉」が欲しくなる。その早道は地方議員になることだ。県議や市議といえど、政治家の端くれだから、周りからは「センセイ」と呼ばれていい気分になれるし、土地の「顔役」として振舞うこともできる。うまく立ち回れば、思わぬ利権にありつくこともできる。そんなわけで、あまり教養水準が高くなく、大きな顔をしてみたいような人間が議員になりたがる。

 そんな連中が一度、権力を手にすれば、欲望の赴くままに業者と癒着し、役所に圧力をかけてカネにしようと奔放しようとするのは当然の成り行きだ。そもそも「遵法精神をもて」というほうが無理である。

 筆者がかつて世話になった千葉県には、市県民税を12年間、3000万円も滞納し、親戚筋の千葉市納税課長を使って延滞金1億2000万円のうち3000万円を棒引きさせ、背任罪で逮捕された議員もいた。「千葉県政のドン」などと呼ばれていたが、彼などはゴロツキ議員の典型であろう。

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