【2015年春アニメ】『終わりのセラフ』は序盤から衝撃的なバトルアニメだった (1/2ページ)

あにぶ

終わりのセラフ©鏡貴也・山本ヤマト・降矢大輔/集英社・終わりのセラフ製作委員会
終わりのセラフ©鏡貴也・山本ヤマト・降矢大輔/集英社・終わりのセラフ製作委員会

4月から始まった2015年春アニメ『 終わりのセラフ 』。原作は漫画・ラノベ同時にスタートした珍しい作品で、時系列が漫画とラノベで違っている。アニメ版は漫画版に準じて進んでいる。

この物語の舞台は、未知のウィルスによって人類が激減した世界。さらに吸血鬼たちが現れ支配しようとするのを主人公百夜優一郎とその仲間たちが戦い挑んでいく姿を描いている。

■初回から引き付ける絶望感

アニメの初回では優一郎が吸血鬼と戦うまでに至る経緯が語られているが、この初回の内容が絶望以上の絶望である。

まず、アニメ始まって1分。渋谷の街並みが描かれているのだが、突如人々がバタバタ倒れ、トラックがビルに突っ込み、しまいには空から飛行機が降ってきて衝突。辺りは火の海になり、そして吸血鬼を率いる黒装束の集団が街を闊歩する。何が始まったが全くわからないがとにかく「絶望ですよ」というだけはよく伝わる衝撃のスタートである。

その後、この原因が大人しかかからない未知のウィルスであることが語られ、黒装束の集団が子供たちを自分たちのテリトリーに収容していく。優一郎もこのときはまだ子供で、孤児院で仲間と過ごしていたが同じように収容されてしまう。ただし、優一郎はその後、孤児院の子供達と吸血鬼達の集団に抑圧されながらも友情を育み、テリトリーからの脱出を試みるのである。

しかし、第二の絶望がここで来る。テリトリーの出口付近で吸血鬼が待ち構えていたのである。吸血鬼は容赦なく子供たちの血を吸い、優一郎以外を八つ裂きにしていくのである。その際の子供たちの怯える表情や吸血鬼の悦に浸る表情はこの絶望した状況を良く表している。

さらに絶望なのは観ている側も同様で、孤児院の子供たちのキャラクターがかわいいので、この時までに「あの幼女がお気に入りだな」とか思ってしまうと負の衝撃を多く受けることになるだろう。

ただ、二話以降は絶望ではないのでご安心あれ。家族同然の仲間たちを殺されながらもなんとか吸血鬼を倒した優一郎は吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」に助けられ戦うことを決意するという流れになっている。

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