嵐が“史上最強のエンタメ集団”である理由とは? (1/2ページ)
唯一無二の国民的男性アイドルグループ、嵐。大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人は、音楽やドラマ、バラエティをはじめとした、さまざまなジャンルで活動の幅を広げ、その勢いはとどまるところを知らない。彼らが“史上最強のエンタメ集団”であることに、疑いの余地はないだろう。
では、どうして嵐はこんなにも時代から求められる存在になったのだろうか?
その答えが『嵐はなぜ史上最強のエンタメ集団になったか』(リアルサウンド編集部/編、サイゾー/刊)に書かれている。
本書は音楽情報サイト「リアルサウンド」に掲載された嵐の分析・批評を、加筆・修正して一冊にまとめたもの。もともと掘り下げて批評することに定評のある「リアルサウンド」だが、本書における嵐の分析も非常にディープ。『隣の嵐くん』(サイゾー/刊)の関修氏や、『嵐ヲタ絶好調超!!!!』(大和書房/刊)の青井サンマ氏ら、批評陣も豪華だ。
「音楽性」「キャラクター」「演技・バラエティ」「パフォーマンス」という4つの切り口から嵐の実像にアプローチしていく本書の中から、今回は嵐の「音楽性」の奥深さをクローズアップしよう。
■新しい形で先輩へのリスペクトを示した嵐
音楽ジャーナリストの柴那典氏と評論家の矢野利裕氏の対談では、「嵐の楽曲はどう“面白い”のか?」について語られている。
矢野氏は嵐のメンバーと同世代で、特に二宮さん、松本さんと同い年。1999年のデビューシングル『A・RA・SHI』がすごい勢いでヒットチャートに入り、その後、嵐が当たり前にそこにあるものとして聴いてきたという。一方の柴氏は「リアルサウンド」でヒットチャートを分析するコラムを書いていたことがきっかけで嵐に触れるようになった。
この2人は初期から現在における嵐の音楽的な変化について、指摘を重ねる。