【後悔しないために】母の日の前に知っておきたい「オトナの親孝行」とは?
みなさんのなかには、親元を離れて暮らしている方も多いと思います。
たまに会う母親の口癖といえば「付き合っている人はいるのか?」とか「いつ結婚するのか?」なんてことばかり。
徐々に母親とは疎遠になっていき、母の日くらいは罪滅ぼしに……とプレゼントを贈っている方もいるかもしれませんね。
今年も母の日が近づいてきました。あなたは何を贈りますか?
あなたのお母さんが好きな花を知っていますか?
母の日のプレゼントの代表といえばカーネーションですよね。
母の日にカーネーションを送る習慣の起源は、アメリカのアンナ・ジャービスという少女が、亡くなった母親が好きだったカーネーションを、祭壇に飾ったことなのだとか。
最近ではプレゼント本体の添え物のように扱われるカーネーションですが、心温まるエピソードのある贈り物でした。
みなさんはお母さんの好きな花を知っていますか?
恥ずかしながら、私は知りません。というより、興味を抱いたことすらありません。
親孝行は、親のためならず?
「孝行のしたい時分に親はなし」ということわざは、みなさんも知っていますよね。
知っているけれど、つい忘れてしまうんです。
いつまでも親は元気でいるものと、つい思って、親孝行よりも自分の身の回りのことを優先させてしまうからでしょう。
いつか大人になったら、いつか就職したら、いつか成功したら……と先送りにしているうちに、あっという間に親は年老いていきます。
そして、いつか親孝行をしなかったことを悔やむ日がくるかもしれません。
「情けは人のためならず」ということわざもありますが、「親孝行は親のためならず」とも言い換えられるのではないでしょうか。
親孝行は親のためというよりも、実は自分のためにすることなのかもしれません。
もし孝行をしないまま親が旅立ってしまったら、わたしたちはやはり悔やむのではないでしょうか?
たとえ親が、幸せな人生だったと言い残したとしても、です。
親との時間は永遠ではなく、孝行するチャンスも限られています。
そろそろ自分自身のためにも、親孝行してみませんか?
母親の言葉が刺さる理由とは
そういうわたし自身も、「親の言うことなんてお節介で時代遅れで、目新しいことは何もない」と、20代の頃は意見を求めることすらしませんでした。
でも、年齢を重ねた今、母親の言葉にハッとさせられることが多くなりました。
女性として同じような葛藤を抱えてきたからこそ、染みる言葉。
時代が変わっても、人間の悩みというのはそれほど変わらないものだからでしょう。
大人になった今だからこそ、母親から学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。
まずは、話すことから始めてみるといいと思います。手始めに、「好きな花は何?」ってところから。
いなくなってからでは、好きな花さえ聞くことはできないのです。