ビリ、大失敗、挫折…「努力は報われる」「次は頑張ろうね」が子どもに悪影響なワケ (1/2ページ)
運動会の駆けっこの練習。毎日、毎日頑張っています。でも、本番では転んでビリになってしまいました。でも、ここでこそ“世の中、努力しても報われないこともある”ことを経験をさせる絶好のチャンスです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子“努力しても報われないこともある”についてお話ししたいと思います。
■「ピアニストになれなかったら」失敗ですか?
小さいうちからピアノの猛特訓。雨の日も風の日も体調が優れなくても、泣いてもぐずっても練習。でも、皆が皆、有名ピアニストになれる訳ではありません。ピアノの先生や幼稚園の先生になるかもしれません。
そんな時「せっかく幼い頃から時間とお金をかけて習わせていたのに、趣味で弾いている程度に留まってしまった。生かせる職業といったら保育士くらい。努力は無駄だった」と思わないようにしましょう。
ピアノが全く弾けない人に比べて、身近に音楽に接し心豊かな日常が送れているでしょう。ピアノが弾けなければ保育園、幼稚園の先生に採用されることもなかったわけですから十分、努力は実っています。
こうして得たものが大きいのに常に最高レベルを求められて育つと、自分が手に入れているものの有難味を感じられなくなってしまっています。残念ですよね。
■「次は頑張ろうね」がNGな理由
幼児教室に通い、積木やプリントを沢山こなして、お受験の面接訓練も受けていたのに不合格。でも、「私とこの子の今までの苦労はなんだったの」と嘆かないでください。子どもと一緒に通った幼児教室で学んだ知恵、お作法はしっかり体験として身に付いています。
小学校でのテスト。必死で勉強していたのに返ってきた点数は60点。でも、結果は出なくても勉強したことによる学力は相当付いている筈です。
運動会の晴れ舞台。駆けっこの練習をずっとしてきました。予行練習では1等賞。ところが当日、転んでしまってビリ。
この様子を見て「ああ、折角あれだけ練習していたのに。努力が実らなく残念だったね。来年は転ばないように頑張ろうね」と言葉をかけるのは止めましょう。