Q: コンピュータウイルスって人間には感染しないの? (1/3ページ)
A: しません。
連休明け、五月病になったりしていませんかー? 皆さん、「おは用語」!
パソコンやネット、スマートフォンを使っていると嫌でも耳にするキーワード『コンピュータウイルス』。ですが、呼び名こそウイルスでも実際はコンピュータに危害を与えるために作られたプログラムの一種です。
人間や動物に感染が広がることはないけれど、しっかり対策をしておかないとコンピュータ機器のデータを破壊されたり、おかしな動作でトラブルが起きるなどの被害を受ける恐れがありますよ。
「伝染」「潜伏」「発病」する不正プログラムまず、コンピュータにおかしな動作をさせる悪質なプログラム(アプリ等)のうち、以下の3つの機能を備えているものが「コンピュータウイルス」と呼ばれています。
自己伝染機能=ウイルスが自身をコピーすることで他のシステムに伝染する機能 潜伏機能=あらかじめ決められた発病の条件を満たすまでコンピュータ内に隠れている機能 発病機能=データ等を破壊したり、設計者の意図しない動作をする機能誤って不審なアプリをインストールしてしまったときなど、つい「ウイルスかしら」なーんて言ってしまいがち。
でも最近ではこれらの3つの機能を持たない不正プログラムも数多く、ウイルスを含めた広義の言葉として「マルウェア」、あるいは「悪意のある不正ソフトウェア」「不正プログラム」と呼ぶことがあります。これらの用語は次回以降に解説していきますね。