「優しくしたい」と言う子はキケン!? 親が見過ごしがちな子どもに潜む問題とは (1/3ページ)
学校でよく見かける、子どもたち自身が考えて紙に書くことで表明する目標ですが、最近こんな文面を見ることが多くなりました。
「友達に優しくしたい」「動物や虫にも優しい人になる」「お母さんや弟、妹に優しい人になる」というもの。
一見立派に見えるこれらの目標ですが、実はここに子どもたちが抱えている問題がみえてきます。
そこで今日は、四児の母であり子育てアドバイザーである筆者が子どもの目標に潜むある問題についてお伝えします。
■「いつでも優しい人」って本当にいるの?
大人も子どもも、穏やかで平和な気分のときもあれば、落ち込んでささくれ立っているときもあります。落ち込んでいるときに他人に攻撃こそしないけれども、「いつでも優しくある」ことなど人間である限り不可能です。
到底たどり着くことの出来ない目標を“立てざるを得ない”子どもたちの心の中にあるものは何なのでしょうか?
例えば弟妹を邪険に扱ったとき、ママから言われたこと、宿題や手伝いなどを守れなかったとき、友だちと喧嘩した時、大人からの対応によっては、子どもたちの中に「罪悪感」が広がり、心の中に深く残ってしまいます。
「ママ(大人)の望むように出来ない自分はダメな自分」と思ってしまっている可能性があるのです。
■「優しくなりたい」と望む子どもたちへ、大人として出来ること
もしわが子が上記のような目標を立てたとしたら、奨励はしないでください。もちろん否定する必要もありません。「この子は今、こういう状況なんだ」とママが認識することがまずは第一歩です。
その上で「もちろん優しくないときもあるけど、でもあなたのことが大好きだよ」というメッセージを、送ってあげてください。
一昔前のある地域では、悪さをした子どものお尻を抱えて「この宝物!」といいながら叩いたのだそうです。悪いことは叱る、でも人間そのものを否定することはしない、愛のある叱り方だと思いませんか?
弟妹に優しくできずに怒った顔で落ち込んでいる子には「さっきは頭にきちゃったんだね。でもちょっとやりすぎちゃったね?」と気持ちを代弁してあげてください。