【会社辞めたい】どうして「逃げること」は悪いことだと思われているのか? (2/4ページ)
それでもなお、「嫌だから会社を辞める」という発想はありませんでした。
無意識に、嫌で辞めるなんて逃げだと思っていました。 せめて前進するための退職でなければ、カッコがつかないと。
辞めたところで、経験といえるものはなにもない自分。親にはなんと言おう、同期で退職した者はまだ誰もいないのに、逃げて辞めるなんて言えるはずがない……そんな想いが巡ります。
一度は諦めた留学を真剣に考えるようになったのは、退職には丁度良い理由だったからです。
外国に行くだけで、何かが変わる気もしていました。 ありきたりな退職理由ですが、理由を見つけただけでホッとしました。 私は、逃げて仕事を辞めるんじゃないってね。
本当はつまらない毎日から、逃げ出したかった
社会の組織から外れてみると、やはり「自由」は会社員時代とは比べ物になりませんでした。
毎日、満員の電車に乗ったり、会社に管理されたりすることもありません! ただ、自由を享受するためには、強靭な心も必要でした。
自由になることで、選択肢は無限大に広がりましたが、そもそも私には何かを選べるほどの実績も実力もありませんでした。
自分が何がしたいのか、決定を先延ばしにするほど、お金も時間もなくなっていきます。